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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第2話 零治VSライ
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可能性はかなり低いとは思っているがそれでもチャレンジしたかった。

やはり最初こそ、目で追うことすらままならず、ボコボコにされ続けていたが、ある日自然と感じる様になった。
何処から攻撃が来るか、どの様な軌道なのか。
無論完璧ではない。だけどそのおかげで前よりも多少打ち合いが出来るようになった。
避けられなくても受け止められる。
最もその先にステップアップ出来ないので少し焦ってきているのだが………

『すげえよ零治!!』

今回の場合もライも動きは避けきるのは無理でも向かってくる魔法は避けたり斬る事が出来た。

『これならライに集中出来ますね!!』
「だが完璧じゃないんだなこれがな………」
『完璧じゃない?』

「動けないんだ………いや、詳しく言うと凄く集中しないと感じられないから動きながらだとどうしても避けきれないし、斬るのも無理なんだ」

これが唯一の弱点。
相手が向かってきたのを感じ、抜刀で足を止めるしか無いのだ。

『………それって結局ジリ貧じゃないか?』
「まあな。それにいつまで集中力が持つか分からないし………だけどライが向かってくれば………」
『反撃するチャンスがあるって事ですね』
「それまで避け続けてみせるさ」

そしてそのチャンスは意外にも早く訪れた………










「何故かレイには僕の魔力弾の動きが読めるみたい………」

まるでエスパーみたいな事をするレイ。本当に最小限の動きで避けたり刀で斬ったりするのでどうすれば良いのか良い案が思い浮かばない。

「だけどずっと構えを変えないのは絶対に抜刀で僕の足を止めるのが狙い。………だからと言って威力のある砲撃魔法を使っても放つ前にクロスレンジに持ち込まれたら………」

レイの転移は本当にやっかいだ。これくらいの距離なら一気に攻めよられてしまう………

「やっぱり凄いよレイは………」

僕達の為に頑張るレイ。そんなレイを本当に愛してる。

「だからこそ僕もレイの為に………その為に強くなるなら逃げちゃ駄目だよね………」

そう思った僕は覚悟を決め、ザンバーを向ける。

「行くよレイ、瞬雷一閃!!」

僕はレイに向かって駆け出した………









「………来る!!」

ライはバカ正直に真っ正面から向かってきた。
何とか反応し抜刀した俺だったが、迷いの無い一撃に押し返されそうになってる。

『何てパワー!?』
『零治、負けるな!!』
「うおおおおおっ!!」
「はああああああ!!」

両方、全力の鍔迫り合いが続く。
しかしスピードに乗ったライの攻撃に徐々に押され始めた。

そして………

「くっ!?」

押し負けて体制を崩してしまっ
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