第14話(序章終了)
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「ほう!ここがギルドというものか!!」
入ってきた人物の一人―――リフィアはギルドに入って興味深そうに周りを見て、初めて見る光景に喜びの声を上げ
「……ん、ここ、エヴリーヌの部屋より狭いね………」
「エ、エヴリーヌお姉様!そういう失礼な事は控えた方が……!」
ギルドの広さを見て思わず呟いたエヴリーヌをプリネは慌てて咎めた。3人の登場に驚いた4人の中でシェラザードがプリネの姿を見て驚いた。
「あ、あなたはプリネさん!?」
「あ、シェラザードさん。お久しぶりです。あなたの活躍はファーミシルス様から聞いていますよ。時間があればお母様に会いに行って下さい。お母様もあなたと話したがっていましたし。」
「ど、どうも……時間があれば窺わせてもらいます。」
プリネの言葉にシェラザードは恐縮しながら答えた。
「シェラ姉、一体どうしたの?この人あたし達と同じくらいの年に見えるけど?」
シェラザードの様子をおかしく思ったエステルは聞いた。
「バ、バカ!口を慎みなさい!この方を誰だと思っているのよ!?」
エステルの言い方にシェラザードは思わず慌てた。そしてその様子を見たプリネは上品に笑って答えた。
「クス……構いませんよ、シェラザードさん。これから、共に旅をする仲間となるんですから2人には気軽に接してもらって構いません。」
「っ!?じゃあ、やっぱり依頼者は……!」
「うむ!シェラザードとやら、お前の思う通りじゃ!……それでギルドの受付よ、余達と共にする者はそこの2人か?」
シェラザードに答えたリフィアはアイナに自分達の同行者が、目を丸くして見ている2人かと聞いた。
「……はい、そうです。…………あなた方3人が同行者ですか?」
「うむ!」
アイナの言葉にリフィアは頷いた。
「ふ〜ん、あなた達がこれからいっしょに旅をする仲間か……ま、いいわ。あたし、エステル・ブライト!よろしくね!」
「……ヨシュア・ブライトです。僕もエステルといっしょに旅をするのでよろしくお願いします。」
あまり気にせず自己紹介をしたエステルと違い、3人を警戒しながらヨシュアは自己紹介をした。
「プリネ・マーシルンです。気軽に呼び捨てにしてもらって構いませんよ。」
「私、エヴリーヌ……よろしくね……」
「そして余の名は!リフィア・イリーナ・マーシルンじゃ!プリネが言ってるように余やエヴリーヌのことを呼び捨てにするのを特別に許してやるから、気軽に呼ぶがいい!」
「あはは、なんか偉そうな子ね……ま、いいわ。よろしくね、プリネ、エヴリーヌ、リフィア!」
エステルは3人の名前を聞いても特に何の反応もせず気軽に話しかけた。逆にプ
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