序章〜全ての始まり〜 第12話
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で異なる種族、”闇夜の眷属”の出現、七曜教会とは異なる宗教、”アーライナ教”に”イーリュン教”……何より衝撃的なのはこの2つの宗教が信仰している女神は実在するそうよ。」
「女神が実在するのですか……でも、日曜学校ではそんなこと教えてくれませんでしたよね?」
ヨシュアは神が実在することに驚き、なぜ七曜教会が開いている日曜学校で教えてくれなかったのかを疑問に思った。
「そりゃそうよ。遥か昔から信仰されているエイドスは実在していなく、異世界の宗教の神が実在するなんて教えたら信者がそっちに行ってしまう恐れもあるからよ。只でさえアーライナの”闇の聖女”とイーリュンの”癒しの聖女”がいるお陰で信者が取られがちなんだから。まあ、あまり聞かせたくない話だけどこれ以上異世界の宗教に信者を取られないためという対策でもあるわ。ちなみにこの事実を知っているのは七曜教会でも限られた人間だそうよ。」
「へえ……それならどうしてシェラさんが……ってそうか。”闇の聖女”さんですね。」
ヨシュアは七曜教会でも限られた情報をなぜ遊撃士のシェラザードが知っているのかと疑問に思ったがすぐにその疑問は解けた。
「まあね。ちなみにこれは師匠の受け入りよ。師匠自身はただアーライナの教えを広めたいだけで、遥か昔から信仰されているエイドスの信者まで取り上げるつもりはなかったって苦笑いしてたけどね……ちなみにイーリュン教も同じ考えだそうよ。あの宗教はただ、傷ついた全ての人に癒しを与えるのが目的だからね。」
「う〜ん……でも、エイドスといっしょにほかの宗教を信仰している人とかいるのにどうしてそんなことをするんだろう……あたしもアーライナの聖書を読んだけど同時にほかの神を信仰してもかまわないって書いてあったよ?それにアーライナ教やイーリュン教の信徒になった人とかでも今でもエイドスを信仰しているって聞いたんだけどな……」
「まあ、いろいろあるのよ。(師匠は何も言わなかったけど多分、エイドスだけを信仰しないのが許せないんでしょうね……)」
エステルの疑問に答えにくかったシェラザードは笑って誤魔化し、話題を変えた。
「話がそれたわね……リベールにとってオーブメントの技術は周辺の大国と渡り合うための大事な技術よ。メンフィル帝国と対等に渡り合うための技術でもあるし、10年前の戦争の時もメンフィルに頼らずリベールの占領されている市を解放させた作戦も、導力機関で空を駆ける飛行船を利用した解放作戦よ。……まあ、エレボニア帝国とは今でも微妙な関係だけど、アリシア女王の優れた政治手腕やロレントにあるメンフィル大使館の影響もあって今のリベールは、おおむね平和と言えるわね。……さてと、復習はこのくらいで勘弁してあげるわ。今日はやることが
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