19話 人間驚き過ぎると思考が止まる
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…」
「とりあえず……何の用だ!二天龍の一角に何かした覚えは無いぞー!」
「そうね、貴方が私達に何かした訳ではないわ」
なら何で?
「貴方がフェンリルを倒したって聞いたからよ、しかも同じ神滅具持ちと聞いたら戦いたいと思うのが常じゃない?」
やっぱりか!女の子になってても戦闘狂なのは変わってない!
………って
「俺がフェンリル倒したって誰に聞いた?」
あの一連の出来事はオーディンの爺さん達が内密に処理 (俺がフェンを使い魔にしたため)されたので知ってるのはごく一部だ
「少し伝手かあってね」
へぇ…………
「見逃してくれない?」
「嫌よ、戦いましょう……少し待ってあげるわ貴方の代理の魔獣を作りなさい」
ん?……あぁまさか魔獣創造で倒したと思ってるの?
実際、フェンを倒したのは活動位階とルーン魔法なのだが…まぁ良いか〜感違いしてくれてるし、でも魔獣創造で戦闘用の魔獣を作るなんて初めてだ…
「最強ね〜」
正直心当たりはある、ヴァーリは俺の代理で魔獣を作れと言った…なら
「大人気ないって言うなよ」
「もちろんよ」
よし言質は取った文句言うなよ
「こい………」
空は大人気ないと思いいつつも自分の髪の毛を一本抜く魔法陣が現れると魔獣創造がそれを核に主人がイメージした魔獣を作る
それは二メートルを超える巨大な人型魔獣、顔はボロ布で隠れている
そして
「…………形……………成……………」
たどたどしい口調ながら魔獣は祝詞を唱えた
現れたのは人型魔獣の体躯と同じかそれ以上の巨大な大剣
黒円卓の聖槍
を肩に担いでいた
『何ッ!」
「嘘ッ!」
ルサルカとフェンも驚いているが俺は大して驚いていない
何故ならそれは下手すれば空がなっていたかも知れない存在だからだ
偽槍の使い手の成れの果て
本来の世界の肩書きでこの魔獣を名乗らせるならば
聖槍十三騎士団 黒円卓序列2位
死を喰らう者 トバルカイン
「ヘェ〜それが貴方の最強の魔獣……」
「そう、やっちゃいなカイン」
「GAAAAAAAAAAA!!!!」
この世界に生まれた屍兵は天の名を冠する龍を倒す為に偽槍を振り下ろした。
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