第7話
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対半分も理解できねぇぜ。そんな難しい文章を半分もティータも十分、スゲェって。)」
レンが書いた論文を幼いながらも半分も理解しているティータをルークは渇いた声で笑いながら見つめていた。
「うふふ、ちなみにだけどその論文を提出したら、博士号をもらっちゃったわ♪受賞式はめんどくさいからパスしたけど、後日賞状が郵送されてきたわ。」
「ふえっ!?」
「ハアッ!?は、博士号!?」
「やはりか。しかしそれじゃったら、エプスタインあたりからスカウトが来なかったのか?」
レンの口から出た予想外の言葉にティータとルークは驚き、ラッセル博士は納得した様子で頷いた後ある事が気になって尋ねた。
「ええ、来たわよ。エプスタインに加えてラインフォルトとヴェルヌからも来たわ。勿論、”丁重に”お断りしたけどね。(Ms.Lであるレンの正体を知っている上層部の人達がレンをスカウトしたなんて話を知ったら、驚くでしょうね♪)」
「ふええええええええええっ!?」
「オイオイオイッ!?どれも大企業ばかりじゃねえか!?」
幼いながらも才覚を見せる少女を大企業はほおっておけず、それぞれスカウトしようとしたがレンは頑なに遊撃士になる事と家族と一緒に暮らしたいからという事を理由に断り続け、ある者は才能の無駄使いと言い、その際に保護者として一緒に聞いていたレナを説得しようとしていたが、レナはレンの人生はレンだけが決めるものと言って説得に耳を貸さず、更には業を煮やしたレンがさらけ出す膨大な殺気やレナがさらけ出す膨大な威圧を纏った微笑みに圧され、逃げ帰ったという逸話もあった。
「ねぇねぇ、レンちゃん。ずっと気になっていたんだけど、どうして遊撃士になろうと思ったの?」
「ふむ……それはわしも常々疑問に思っていたな。お主程の才能があれば選択肢は色々あったろうに何故、その年で危険な仕事でもある遊撃士を選んだのじゃ?」
孫娘の疑問を聞いたラッセル博士は頷いた後首を傾げてレンを見つめた。
「そうね……お兄様やパパの背中を見て選んだっていうのもあるけど、一番の理由は遊撃士がレンに”本当の幸せ”をくれたことよ。」
「ふえ……?”本当の幸せ”??」
「む……?」
レンが口にした訳のわからない答えにティータとラッセル博士はそれぞれ不思議そうな表情をした。
「ティータになら前に一度話してあげた事があるでしょ?レンの”偽物の家族”のことを。」
「あ……………」
以前親友と親友の家族であるルークやカシウスと全然似ていない事を疑問を抱き、その事をレンに聞いた後、レンの口から語られた”昔の家族”の話を思い出したティータは気まずそうな表情をし
「…………………」
カシ
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