第7話
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ルーク達に気付いた祖父の声に反応したティータは振り返って笑顔で居候となる二人を出迎えた。
「ただいまティータ。しばらくお世話になるわね♪」
「博士、久しぶり。俺達の為にわざわざ寝床を用意してくれてありがとうな。」
「博士、ありがと♪」
「な〜に、エリカ達は留守にしてベッドは余っているし、何よりカシウスの子供達なら大歓迎じゃ。それにリベールでも有数の遊撃士である名高き”焔の剣聖”と”戦天使の遊撃士(エンジェリック・ブレイサー)”がウチにおったら、防犯も完璧じゃしの。」
「ハハ……いざとなったら、任せて貰って大丈夫だぜ。」
「うふふ、宿代代わりにしっかりと二人を守るから安心してね♪」
そしてその日はレンが正式に準遊撃士になった事で話題が盛り上がった。
「ほう、まさかギルドの本部が長年守り続けた規則を曲げてまでレンを遊撃士にするとはのぉ。闘技大会でモルガン将軍を破った事といい、相変わらず型破りな娘じゃな。」
「まぁ、レンの日ごろの熱心な仕事っぷりを知ったから、本部もレンの事を”特例”扱いにしたと思うぜ。」
話を聞き終えたラッセル博士は興味深そうな表情で幼き天才剣士を見つめていた。
「うふふ、レンは遊撃士を目指す者の一人として当然の事をしたまでよ。」
「わあ……!レンちゃん、カッコイイ……!」
一方ティータは親友の謙虚さに目を輝かせていた。
「ふむ……しかしそれはそれとして、お主の才能を知る儂としては勿体ない気分じゃ。導力技術や開発の点でもお主はティータ……いや、ティータ以上の才能を持っているしの。」
「お、おじいちゃん。わたしに才能があるなんて、言い過ぎだよ。」
祖父の称賛の言葉を聞いたティータは冷や汗をかきながら苦笑したが
「あら、その年でもう工房見習いをしているんだから、ティータには導力技術者や開発者として才能が秀でているとレンは思うわよ?」
「えへへ、そうかな?あ、そう言えばレンちゃんが書いた論文、みせてもらったけど凄かったよ!」
親友から褒められると嬉しそうな表情をした後ある事を思い出して表情を輝かせてレンを見つめた。
「ろ、論文!?レン、お前、いつの間にそんな物を書いて世に出したんだよ?」
一方初耳のルークは驚いた後レンを見つめた。
「時間ができた時に暇つぶしに書いたのを提出したのよ。勿論、ティータや博士にも読んでもらって感想をもらってから出したわ。」
「正直、お主の歳であれほどの内容を書けるとは思わなかったぞ。」
「わたしは半分くらいしか理解できなかったけど……それでも凄いって事だけはわかったよ!」
「ハ、ハハ……(俺が読んでも絶
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