第7話
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けた。
「わあ……!おめでとう、レンちゃん!」
「よかったな、レン。」
「うふふ、二人ともありがとう♪」
大好きな親友と兄に祝福されたレンは嬉しそうな表情で微笑んだ。
「それにしてもよく本部の上層部達は規則を破ってまでレンを準遊撃士にする事をよく決めたよな?」
「まあ、エルナンさんの話では正遊撃士でしかわからない問題も混ぜた筆記試験も満点を取った上、”生誕祭”の闘技大会ではあの”武神”モルガン将軍を破った上”剣仙”直々から二つ名を貰った事が一番の要因でしょうね。」
ルークの疑問にキリカは静かな表情で答え
「ふえ〜……レンちゃんって、本当にすごいんだね!」
「ありがと、ティータ♪頑張った甲斐があったわ。」
親友に感心されたレンは嬉しそうな表情で答えた。その後ルークとレンはそれぞれが受ける依頼を決めた後ティータと共にギルドを出た。
「さて、本当はもう少し話したいけどお仕事があるからティータとは一端お別れしなくちゃね。お兄様、泊まる所はどうしようかしら?」
「俺が仕事の間に予約しておくよ。」
「あ、その事なんだけどお2人に提案があるんです。」
残念そうな表情をした後すぐに気を取り直したレンがルークに尋ねたその時、ティータは目を輝かせながら二人を見つめて言った。
「ん?なんだ?」
「えっと、えっと…ツァイスにいる間は私の家に泊まっていきませんか?」
「あら。」
「へ?いいのか?俺達は適当な値段の宿を探してそこでしばらく泊まろうと思っていたんだが……」
ティータの提案を聞いたレンは目を丸くし、ルークは不思議そうな表情で尋ねた。
「はい、大丈夫です。二人がツァイスに来る事を知って昨日、お爺ちゃんに相談したらいいって言われましたから大丈夫です。えっと、もしよかったら私の家に泊まりませんか?勿論、お代とかもいりません。」
「お兄様、レンは賛成よ。いいでしょ?」
「そうだな……せっかくの好意だし受けておくか。」
「わあ……!今日からしばらくいっしょだね、レンちゃん。」
「うふふ、そうね。本当に楽しみだわ。何だったら一緒のベッドで寝る?」
「うん、勿論!」
その後3人はそれぞれの仕事に取り掛かる為に一旦別れ、仕事を終えた後ティータの実家に向かい、家に入るとティータが台所で食事の用意をし、作業着を身に纏った老人―――――”導力革命の父”と称されるアルバート・ラッセル博士が椅子に座ってコーヒーを飲んでいた。
〜ラッセル家〜
「お、帰ってきおったか。」
「あ、お帰りなさい、レンちゃん、ルークさん。」
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