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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第6話
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に問いかけられたユーシスは鼻を鳴らして答えた。

「あ、そう言えばさ。あの噂って本当なの?”姫君の中の姫君(プリンセスオブプリンセス)”には山のような縁談が来ているって。」

その時ある事に気付いたエリオットはプリネを見つめて尋ねた。



「ええ、確かに多くの縁談は来ていますがお父様が全て断っていますからお見合いすらした事がありませんよ。ちなみに縁談相手の中にはエレボニア帝国の皆さんも知っている方もいますよ。」

「へ………一体誰なの?」

「――――エレボニア帝国皇子、セドリック・ライゼ・アルノール皇子です。」

「なっ!?」

「ええええええええええええええええっ!?セ、セドリック殿下に縁談があったの!?しかもその相手が”姫君の中の姫君(プリンセスオブプリンセス)”だなんて!?」

「まあ確かに”姫君の中の姫君(プリンセスオブプリンセス)”ならば”帝国の至宝”と称えられているセドリック殿下のお相手として相応しいな。」

プリネの口から出た予想もしていなかった名前を聞いたリィンとエリオットは驚き、ユーシスは納得した様子で頷いてプリネを見つめたが

「ちなみに”アルバレア公爵家”からも私の婿相手としてユーシスさんの縁談も来た事があったそうです。」

「何だとっ!?」

苦笑しながら答えたプリネの説明を聞いて目を見開いて驚いた。



「そ、そうなんですか?」

「さ、さすが”姫君の中の姫君(プリンセスオブプリンセス)”…………」

「フフ。という事はユーシスもプリネと結婚する可能性があった訳か。」

「アハハ、まあ、”四大名門”だからね。でも”四大名門”の息子が婿入りって、さすがは皇族だなあ。」

一方ツーヤは戸惑いながらプリネとユーシスを見比べ、リィンは大量の冷や汗をかいて表情を引き攣らせ、静かな笑みを浮かべて呟いたガイウスの推測を聞いたエリオットは冷や汗をかいて苦笑していた。



「プリネ。一つ聞きたい事がある。」

「はい、何でしょう?」

(うわっ。早速呼び捨てしているよ。相手は皇女様なのに。)

(本人が良いと言っているのだから、そんなに驚く事もないと思うが……)

ユーシスが皇族であるプリネを呼び捨てしている事にエリオットは驚き、エリオットの小声が聞こえたガイウスは不思議そうな表情をしていた。



「父上は一体いつ頃そちらに縁談を申し込んだんだ?」

「えっと、確か……8年前ぐらいにそんな話があった事をお父様から聞いていますが……」

「8年前………(ちょうど俺がアルバレア公爵家に引き取られた年か………)」

プリネの話を聞き、何かに感付いたユーシスは考え込んでいたが

「何か
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