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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第6話
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に重要なんですか?」
「そ、それはそうだよ!貴族の人達が国を支えているんだし。」
「実力主義のメンフィルに住んでいたら、疑問に思うのも仕方ないよ。」
ツーヤの疑問を聞いたエリオットは一瞬ユーシスに視線を向けた後答え、リィンは苦笑しながらツーヤを見つめた。
「実力主義だと………?メンフィルほどの大国が貴族による政治をしていないのか?」
一方リィンの話を聞いて眉を顰めたユーシスはプリネ達を見つめて尋ねた。
「確かに貴族の方達も政治を司っていますが………それはちゃんと政治家としての能力がある方達です。平民の方でも実力があれば政治家になれますし、皇家が認めれば皇族との結婚も可能ですよ。」
「ええっ!?へ、平民が皇族と結婚できるの!?」
「はい。―――例えば”癒しの聖女”と称えられているティアお姉様の母親は生粋の平民ですから。」
「へっ!?い、”癒しの聖女”ってあのイーリュン教の……!?」
「姉………―――なるほど。確かに”癒しの聖女”は”英雄王”リウイ・マーシルン皇帝の娘の一人だったな。」
プリネの説明を聞いたエリオットは驚き、ユーシスは考え込んだ後真剣な表情にプリネを見つめた。
(平民と皇族が結婚できるのは、そんなにありえない事なのか?)
(ああ………身分制度が強く影響するエレボニアからしたらとても考えられない事だろうな……)
エリオットの様子を見て小声で尋ねたガイウスの疑問にリィンは目を伏せて答えた。
「まあ、皇家であるマーシルン家自体が元は”平民”ですから、他の国と比べると特殊なのかもしれませんね。」
「皇家が元平民だと……?一体どういう意味だ?」
そしてプリネはリィン達にメンフィル帝国の建国や成り立ちを軽く説明した。
「ええええええええええっ!?は、反乱を起こして国を乗っ取った挙句、更にそこから戦争を仕掛けてきた国全てに勝って国を大きくしたの!?」
「だからこそ”大陸最強”の異名か……」
「ああ………………」
「………なるほど。だから”実力主義”か。文字通り”実力”で国を創り、栄えさせているようだしな。」
説明を聞いたエリオットは信じられない表情で声を上げ、静かな表情で呟いたガイウスの言葉にリィンは頷き、目を伏せて黙り込んでいたユーシスは目を見開いて静かな表情でプリネを見つめて尋ねた。
「はい。まあ、”四大名門”の貴族であるユーシスさんにはとても認めたくない事実かもしれませんが……」
「フン、他国がどういう政治体制をしているかは帝国貴族である俺には関係のない話だ。そこらの貴族共と一緒にしないでもらおう。」
苦笑しながら自分を見つめるプリネ
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