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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第6話
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るな。身分の区別はあるとはいえ、士官学院生はあくまで対等――――学院の規則にもあっただろうが。」
「そ、そうだけど……じゃなくて、そうですけど!」
「……………………」
恐縮している様子のエリオットを見たユーシスは呆れた表情で溜息を吐いてエリオットを見つめていた。
(……どうやらエレボニアでは身分がかなり重要らしいな?)
(ああ……古い国だからな………)
”平民”と”貴族”のやり取りを見つめて疑問に思ったガイウスの問いにリィンは頷いた後目を伏せて考え込んだ後、ユーシスに問いかけた。
「――――ユーシス。君の方はどうするんだ?マキアスはああ言ってたけどこのまま俺達と同行するか?」
「フン、本当は一人で行くつもりだったが……ヤツと同じ行動をするのも癪だ。同行させてもらうぞ。」
「ええっ!?」
リィンの問いかけに答えたユーシスの意外すぎる答えを聞いたエリオットは驚き
「…………」
エリオットの様子に気付いたユーシスは目を細めてエリオットを見つめた。
「ど、どうぞどうぞ!歓迎させていただきます!」
「やれやれ……」
「まあ、行くとするか。」
その後ユーシスを加えたリィン達が探索を続けていると剣戟の音が聞こえてきた!
「剣戟………!」
「………………」
剣戟を聞いたリィンは驚き、ユーシスは考え込んだ後やがて走り出し、ユーシスに続くようにリィンとガイウスも走り出し
「あ、待ってよ〜!」
3人の行動を見たエリオットは慌てた様子で3人を追って行った。そして4人が到着すると、なんと多くの魔獣達に囲まれたプリネとツーヤが戦っていた。
「十六夜――――”斬”!!」
ツーヤが抜刀すると一瞬でツーヤの目の前の多くの魔獣が真っ二つにされて絶命し
「――――フェヒテンケニヒッ!!」
プリネは襲ってきた魔獣の攻撃を軽やかに回避した後、そのまま踏み込んで魔獣の喉元に細剣を突き立てて絶命させ、二人は次々と襲い掛かる魔獣達を剣を一閃して滅していた!
「ほう…………噂通りの腕前か。」
「す、凄い………確かに二人とも強すぎるね…………」
二人の戦いを観戦していたユーシスは感心し、エリオットは驚き
「あれが異世界の剣術なのか?」
「ああ…………確かツーヤさんの剣術は我流で、プリネさんの剣術は皇家―――リウイ陛下直伝の剣術だ。」
「が、我流!?じゃ、じゃあ”蒼黒の薔薇”は自分で技とか思い付いているの……!?」
「なるほど………あれが音に聞こえし”剣皇”直伝の剣術と言う訳か………」
ガイウスの疑問に答えたリィンの説明を聞いたエリオットは驚き、ユーシスは目を細めて
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