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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第4話
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いよ。プリネ姫とルクセンベール卿と顔を合わせたのは今回が初めてなんだし。」

「そっか。じゃあリィンもプリネ姫達の事は世間の噂程度しか知らないんだ。」

リィンの話を聞いたエリオットは頷き

「?あの二人はそんなに有名なのか?」

二人の会話を聞いていたガイウスは不思議そうな表情で尋ねた。



「うん。”姫君の中の姫君(プリンセスオブプリンセス)”プリネ姫と”蒼黒の薔薇”ルクセンベール卿の名前はとても有名でね。プリネ姫は両親が有名な事も勿論あるけど可憐な容姿に加えて性格も温厚な上、皇女なのに家事も完璧で、しかも剣術も達人クラスって言われていて、容姿端麗で文武両道なお姫様として有名なんだ。」

「そしてルクセンベール卿はプリネ姫が常に傍に置いている護衛であり、プリネ姫自身ルクセンベール卿に絶対の信頼を置く女性騎士として有名なんだ。」

「そうなのか…………しかし……そんなに驚く事なのか?トールズ士官学院は貴族の子女も通う所なのだから、皇族が来てもおかしくないと思うが……?」

エリオットとリィンの説明を聞いたガイウスは頷いた後不思議そうな表情で尋ねた。

「アハハ……さすがに他国の皇族がわざわざこの学院に通いに来るなんて普通に考えたらありえないと思うよ。しかも相手はかつて”百日戦役”で電撃的な速さかつ圧倒的な力でエレボニア帝国軍を殲滅し続けた上、エレボニア帝国が納めていた領地まで奪い取った相手―――いわば元敵国なんだし。」

ガイウスの疑問を聞いたエリオットは苦笑しながら答え

「そう言えば”百日戦役”でエレボニアはメンフィルに一方的に蹂躙されて、戦死者の数が相当出たと聞いた事があるな…………」

エリオットの答えを聞いたガイウスは静かな口調で呟き

「…………………………」

リィンは複雑そうな表情で黙り込んでいた。

「うん。その事からメンフィル帝国が”ゼムリア大陸真の覇者”って呼ばれ始めたんだ。エレボニア帝国はかつて”大陸最強”って呼ばれていたからね。」

「……なるほど。」

「……あ。ねえリィン。メンフィル帝国って実際どれくらい広いの?噂ではゼムリア大陸並みの国力だって話だけど……」

ガイウスに説明していたエリオットはある事に気付いてリィンに尋ね

「俺も詳しい事は知らないけど……確か大陸自体が全てメンフィルの治める土地の上、一部の内海全て、更にその先の大陸の一部もメンフィルの領地だって話は聞いたことがある。」

「ええっ!?メ、メンフィルの土地ってそんなに広いの!?」

「まさに圧倒的……としか言いようがないな。」

リィンの答えを聞いてガイウスと共に驚いた。

「ハハ…………(それどころか、他にも大陸がたくさんあって、さまざ
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