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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(FC篇)
外伝〜黒翼の少女〜後篇
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かしてあなた達は”闇夜の眷属”なのですか?」
ティオは手渡された封筒に書いてある住所を見てリウイに尋ねた。
「ああ。その封筒の中に入ってある手紙を門番にでもみせれば俺達に会えるようにしてある。……俺達”闇夜の眷属”は人間に迫害された存在の中でも秩序と調和を重んじる集まりでもある。………もし”人間”として生きれなく”闇夜の眷属”として生きたいのであればここを訪ねて来い。その時はお前を”仲間”として暖かく迎えてやる。」
「………………………はい。その時はお願いします……………」
ティオはリウイの言葉を受けて、視線を封筒に戻し少しの間黙っていたが、答えた。
「そうか。では俺はこれで失礼する。ペテレーネ、後は頼んだぞ。」
「はい、リウイ様。」
そしてリウイはティオのことをペテレーネに任せ病院から去った。

そしてティオは短期間でありながらもペテレーネに魔術や魔力の使い方を教えられ、必死に練習した結果ペテレーネがクロスベルを去る頃には、なんとか翼を隠せることに成功した。この練習が後に数年後にクロスベル警察のある部署の大きな助けとなる人物になる始まりの一歩目だった………
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