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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(FC篇)
外伝〜運命が改変された”楽園”の少女〜
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った客人はファーミシルスの姿を見て、正体がわかり腰をぬかしてしまった。
「フン……堕天使ね……その呼び名を知っているということは、さてはエレボニアの貴族ね。……あの国も堕ちたものね。」
ファーミシルスは百日戦役の時、エレボニアから恐怖の対象としてある呼び名で呼ばれていたことを思い出し、目の前の客人の正体を悟り鼻をならした。
「頼む!金ならいくらでも出す!だから、どうか見逃してくれ!」
客人はファーミシルスに何度も土下座をして命乞いをした。
「フフ、誇り高き”飛天魔族”である私には不要よ。……今、私が欲しいのは貴様のような人間とはいえない屑の命よ!魔の雷に呑まれなさい!ハァァァァァ……!」
「ガァァァァァァ……!」
ファーミシルスの闇の雷を帯びた連接剣に体を裂かれた客人は叫びをあげながら消滅した。
「さて……そういえばまだ、逃げている連中が途中でいたわね……ハッ!」
そしてファーミシルスは遠くへ逃げた客人達を追いかける途中でもほかの客人や教団員がいたのを思い出し
殲滅するために飛び上がり戻って行った。、


「なぜです、聖女殿!混沌を望む女神の僕であるあなたがなぜ我々の邪魔をするのですか!?」
一方教団員と戦っている中でペテレーネの姿を見た一人の教団員が叫んだ。
「……確かにあなた達のやっていることもアーライナ様が望んでいることの一つです……でも!私にとっての”混沌”とはリウイ様と永遠に生き、リウイ様とイリーナ様の理想である人間と闇夜の眷属が共に生きる争いのない世界を作ることです!”混沌”の考え方は自由!ですから、あなた達を許さないのも私の”混沌”です!」
教団員の叫びにペテレーネは珍しく声を荒げ答えた。
「そういう訳だ。滅せよ!メーテアルザ !!」
「ギャァァァ……!!」
そしてリウイの技によって全身血だるまになり絶命した。
「クッ………かくなる上は!」
周りの死体を見てやけになった教団員の一人が懐から薬を出しそれを飲んだ。
「おお!力が沸いてくる……!ガァ!?アアアァァァッ……!」
「え……!?」
「何!?」
リウイとペテレーネはもはや人間とはいえない姿になった教団員を見て、驚いた。
「チ……カ……ラ……ガァ!」
化け物ともいえる教団員がペテレーネに向かって襲いかかったが
「……どうやら人を踏み外してしまったようだな……ならば遠慮はせん!……我が魔の血よ!目覚めよ!!」
「ガァァァァァ!?」
リウイが放ったすざましい闘気によりあっけなく消滅した。
「……ペテレーネ。今の薬に心当たりはないか?」
リウイはペテレーネにアーライナ教に伝授されている薬かと疑い聞いた。
「……混沌魔獣を作る上で必要な薬に少し似ているかと思います。ですけど材料もここ、ゼムリア
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