第11話
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〜某所〜
そこには教団壊滅作戦の指揮を執る事になったカシウス・ブライトを始めとした3国の名将、A級遊撃士、クロスベル警察の部署の中で最強と言われる部署の人物達がある人物達の登場を待っていた。そしてついにその人物達が姿を現した。
「……失礼する。」
「……失礼します。」
「は〜い、よろしくね。」
「………失礼しますわ。」
その人物達とはリウイ達であった。リウイ達が姿を見せた時、ざわめきが大きくなった。
(まさか皇帝自らが参加するとは……メンフィルは王族自身が戦い兵を鼓舞するというのは噂だけではなかったのか……)
(へ〜……聖女や将軍といいメンフィルは綺麗所だらけだな。あの皇帝、仏頂面に似合わずモテモテだな、アリオス。)
(……滅多なことを言うな、ガイ。)
(あれが我らエレボニア帝国を恐怖の底に叩き落とした悪魔共か……クソ!なぜやつらと共同作戦をとらねばならない!)
ざわめきの中でもエレボニアの軍人達はゼクスを除いてリウイ達を厳しい表情で見ていた。そして視線に気付いたファーミシルスはその中でゼクスの姿を見つけ、ニヤリとした。
「あらあら……どこかで見たと思えば、あの時部下全員を殺されたにも関わらずおめおめと逃げ帰った将じゃない。よくこの作戦に参加できたわね。」
「貴様、少将を侮辱するのか!」
ゼクスの傍に控えていた軍人の一人が声を上げファーミシルスを睨んだ。
「あら、私は事実を言ったまでよ?……まあ、見た所貴方達エレボニアはそいつ以外は話にならない強さだったわね。だったら仕方ないわね。」
「我らを侮辱するか……!」
挑発され、怒りを顔に表したエレボニアの軍人達は武器に手を掛けたがゼクスが一喝した。
「バカ者!これから一丸となって戦う同士に何故武器に手を掛ける!!」
「「「しかし、少将!」」」
「聞こえなかったのか!今すぐ武器から手を放せ!」
「「「クッ………」」」
ゼクスに一喝された軍人達は悔しそうな顔で武器から手を放した。
「……部下共が失礼をして申し訳ございません、ファーミシルス殿。」
「……いいわ。私の方も多少言いすぎたようだしね。」
ゼクスが素直に謝ったのを見てファーミシルスは感心し、自分の非も認めた。
そしてざわめきが一通り収まるのを見計らったカシウスが声を上げた。
「さて……全員揃いましたな。これより『D∴G教団壊滅作戦』を行いたいと思います!作戦は至って単純です。こちらをご覧下さい!」
「この印をされているのはなんだい?カシウス殿。」
セルゲイはカシウスが広げた地図に至る所に印がされてある部分を聞いた。
「メンフィルによって提供された、教団の”拠点”です。」
「へえ……たった数日で大陸中にあるこれほどの数の拠点を見つけるなんて
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