第9話
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〜その名の通り、主を守るために共に戦ってくれる精霊ですよぉ〜ちなみに主が死ぬか契約を解除するまでは主の魔力で身体を保ちますから〜致命傷を受けても時間をかけて、復活しますよ〜」
「今、エステルの魔力で身体を保っていると言ったがエステルに負担はかからないのかね?」
カシウスはリスティの言ったことに驚愕した後、心配そうな顔になりリスティに聞いた。
「精霊の強さによっては〜主に負担を掛けてしまいますけど〜この子だったらずっと召喚しても特に問題ありませんよ〜」
「そうか……」
カシウスはリスティの言葉を聞きホッとした。
「でも、こんな小さな子が戦えるのかしら?」
シェラザードはパズモを興味深そうに見て呟いた。
(失礼ね!私はこれでも守護精霊の中では強いほうよ!)
パズモはムッとした顔でシェラザードを睨んだ。
「あ〜!シェラ姉、私は弱くないってパズモが怒っているよ!」
「へ……この子、しゃべったように見えないんだけど、エステル、わかるの!?」
エステルがパズモの代わりに怒っているのを聞いてシェラザードは驚き聞いた
「あたしはパズモとえーと……いっしんどうたい?なんだよ。だから、この子の怒った声が頭に響いて来るよ!」
「エステルとパズモは契約してつながっていますから〜人間には聞こえない精霊の声がエステルに聞こえて当然ですよ〜」
「もはや何でもありね……それでどんな事ができるのかしら?」
シェラザードは溜息をついた後、パズモに聞いた。
(今、見せてあげるわ!……エステル、ちょっと手伝ってくれる?)
「うん、いいよー」
そしてエステル達は外に出て、エステルがパズモの言う通り、庭に壊れた小さな椅子をおいた。
「これでいい、パズモ?」
(ええ、それじゃあ、私の力見せてあげるね!……光よ、集え!光霞!)
パズモが椅子に手をむけると、椅子の周りに強烈な光が走り、光が収まった頃には壊れた椅子が粉々になっていた。
「「「な………!」」」
3人はその状態をみて驚愕した。
(光よ、かの者を守護する楯となれ!防護の光盾!)
今度はレナに手を向けるとレナの身体に淡い光が覆った。
「レナ!?」
カシウスはレナに何かの魔術を掛けられたと思い、慌ててレナに駆け寄った。
「あら……?これはいったい?」
レナは自分を覆った淡い光を見て不思議がった。
(魔術によって少しの間だけ、身の守りを固くしたわ。物理防御、魔法防御共に抵抗力があがったわ。)
「すっご〜い!あのね、魔術の力でおかあさんを少しの間だけ守っているんだって!攻撃や魔法攻撃を受けてもある程度平気らしいよ!」
エステルは興奮した様子で3人に説明した。
「う〜ん、そう言われても特に何も感じないわね……そうだわ!」
レナは悩んだ後、家
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