暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(FC篇)
外伝〜”共存”を願いし”神殺し”の使い魔達との契約〜
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「エステルの身体の中に入ってエステルの魔力と統合しただけですから、エステルが呼びかければまた出てきますよぉ〜」
「わかった、やってみる……おいで!パズモ!」
エステルがパズモの名を言うと、エステルの目の前で小さな竜巻が起こりその中からパズモが姿を現した。
「えへへ……これからよろしくね、パズモ!」
(あなたをずっと守るね、エステル……)
「え……今の声はパズモ、あなたなの!?」
エステルは頭の中に響いた声に驚き、パズモに聞いた。
(そうよ……エステルと私は契約して繋がっているから精霊である私の声が聞こえてもおかしくないわ。)
「そうなんだ……パズモとおしゃべりができるようになって嬉しいわ!」
(私もよ、エステル……!)
そしてパズモを加えてリスティとしばらく遊んだエステルはマーリオンにもパズモのことを報告し、その後行きと同じようにリスティにブライト家まで送ってもらった。

かつて正義の大女神と神殺しに仕えた守護精霊は長年いっしょに旅をし、異世界に来た際途中にはぐれた友人の思いと同じ新たな幼い契約者に希望を持った……


同じ頃、プリネもまた、誰かに呼ばれるように感じメンフィル大使館の敷地内を歩いていた。

(確か……この辺り……いた!)
そこには鳥翼族の娘が倒れていた。
「う〜魔力がうまく取り込めないよ……ボク、このまま死んじゃうのかな……」
「あなたが私を呼んだのですね。」
「え……もしかして、ボクの呼びかけの答えてくれた人!?」
鳥翼族の娘はプリネを見て驚いた。
「ええ、異世界だから魔力がうまく取り込めなかったんですね……少しの間、待って下さい……」
プリネは鳥翼族の娘に近づき魔力を分けた。
「う〜力がみなぎってきた……ボク、ふっか〜つ!」
鳥翼族の娘は魔力を分けられ元気になり、勢いよく起き上がった。
「魔力を分けてくれてありがとう!」
「気にしないで下さい、私がやりたいと思ってやったことですから……それより、どうしてこんな所にいるのですか?あなたはメンフィル兵やお父様が呼んだ闇夜の眷属の人にも見えませんが……」
「う……それは……!」
鳥翼族の娘は図星をつかれたように後退した。
「事情を話してくれませんか?このままだとあなたを侵入者としてメンフィル兵に突き出さなければなりません。」
「はい……実はボク、闇夜の眷属と人間が仲良く暮らす国を世界中を廻って探していたんだ。それで久ぶりに故郷に帰ろうと思って来た帰り道によったレスぺレント地方がいつのまにか、ボクが望んだ国になっていて、それでミルスで王様が新しい世界を見つけてそこと交流をし始めたって聞いたから、そこもボク達闇夜の眷属を受け入れてくれるのかなと思って、友達といっしょに兵士の目を盗んで転移
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