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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(FC篇)
第8話
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日もいっしょに遊ぼう、リスティ!」
「はいですぅ〜」
エステルの誘いにリスティはほのぼのと答えた。
「リスティさん、今日も娘のことを守って下さい。」
「エステルに近づく悪い人はリスティが懲らしめますから、安心して下さい〜」
「ありがとうございます。」
レナとリスティが普通に会話をしているのを見て、シェラザードは混乱した。
(嘘……レナさんも顔見知りなの!?いったい何がどうなっているの!?)
そして会話をしていたリスティは今の状況に驚いて固まっているシェラザードに気付いた。
「そちらの人は誰ですか〜?」
「この人はシェラ姉!遊撃士をやっているんだよ!凄いでしょ!」
「……シェラザード・ハ―ヴェイよ。一応エステルの姉みたいなものよ。」
「リスティですぅ。名前がシェラザードですか〜シェラ様の名前に似ていてややこしいですね〜」
「シェラ様……か。その人は私達の知っている人かしら?」
シェラザードはほのぼのしているリスティが言った言葉に引っ掛かり聞いた。
「どうでしょう〜?でも、その人はたくさんの兵隊に命令していますよ〜」
「(兵を率いているということはメンフィル軍の中でも少なくとも隊長クラスね……)その人のフルネームはなんていうのかしら?」
「シェラ・エルサリス様ですよ〜」
「「え………!?」」
リスティが出したフルネームにレナとシェラザードは驚いた。

「それって、メンフィル機工軍団団長の名前……!」
シェラザードは新聞に載っていたメンフィルの重鎮の名前を聞き驚いた。
「……そういえば、リスティさん。あなたは以前”ご主人様”の許で暮らしているって言ってましたよね。その方の名前は……?」
「ご主人様ですか〜?ご主人様はリウイ・マーシルン様ですよ〜」
「「な……!?」」
2人はリスティの言った言葉にさらに驚いた。
「むう〜お母さん達ったらあたしにはわかんない話をしている〜。リスティ、行こう!」
3人のやり取りが理解できなかったエステルは膨れ先を促した。
「はいですぅ〜それじゃあ、私にしっかりつかまって下さいね〜」
「うん!」
そしてリスティはエステルを抱きしめ空へ舞い上がった。
「きゃっほ〜い!いつものことだけど凄いながめだわ〜!エリッサやティオはなんで断るのかしら?すっごく気持ちいいのに!」
エステルは空を飛んでいることに歓声をあげた。
「今日はどこまで行きますか〜?」
「今日はミストヴァルトの大樹があるところまで冒険よ!マーリオンともお話したいし!」
「わかりましたですぅ〜」
「ちょ、ちょっと!まだ聞きたいことが……!」
シェラザードはリスティを引き留めようと大声を出したが、すでにエステルを抱きしめた状態のリスティは飛び去っていた。


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