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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(FC篇)
第8話
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今の状況を話していた。
「……そう、未だに事件解決は難しいのね……」
「はい……私も参加したいのですが今はC級以上の正遊撃士は受けれない状況です……」
レナは暗い顔をし、シェラザードも自分に力のなさを嘆き、悔しそうに唇をかんだ。そこにエステルが2階から降りて来た。
「あ、シェラ姉来てたんだ!いらっしゃい!」
「ちょっとね……ところでエステル、その格好は何?あんた、まさかどこかに出かける気?」
シェラザードはエステルの服装や持ち物を見て疑問に思った。
「そうだけど?」
「今は一人で外に出るのはやめなさい!ロレントはメンフィル大使館があるおかげでメンフィル兵や闇夜の眷属によって市内は平和だけど
この辺りは昼とかそんなに見回りはされていないのよ!?」
「何よもう〜シェラ姉ったら〜……それに今は一人で外に行かないし!」
慌てたシェラザードの注意にエステルは口を尖らせた。

「じゃあ、お母さん行ってきます!」
「暗くならない内に帰ってくるのよ。」
「はーい。」
「レ、レナさん!」
あっさり外出を許可したレナにシェラザードは慌てた。
「大丈夫よ。今は安心できる友達があの娘にはいるから。」
「それはいったい……」
「すぐにわかるわ。エステル、今日はあの人に挨拶をするわね。」
「うん、いいよ〜」
そう言うとエステルは2階に上がった。
「え……なんで外に行くのに2階へ……?」
シェラザードはエステルの行動に疑問を持った。
「まあ、ついて行けばわかるわよ。」
そして2人はエステルについて行き、ついたその先は2階のベランダだった。
「いったいどういう事……?」
「ふふ、最初はビックリするわよ、シェラちゃん。」
そしてエステルは眼を閉じて集中し両手を空にかざした。
「え〜い!」
すると両手から紫色の弾が空に向けて放たれ、それが空中に弾けた。

「な………エステル、あんた魔術が使えるの!?」
シェラザードはエステルが魔術を使ったことに驚愕し聞いた。
「うん、でも今できるのはこれだけだよ?」
「これだけって……あんた、わかってんの!?魔術はアーライナ教の司祭以上の人かメンフィル出身の人しか使えないのよ!」
「むう、わかってるわよ〜。でも、あたしはできたよ?」
「できたって、いったいどうやって……」
「この聖書に書いてある、え〜と……ひいんじゅつ?それのやり方にそって練習したらできたんだよ〜」
「いや、あたしもその本読んで魔術を使えるように頑張ったけど無理だったわよ!?」
シェラザードが唖然とする中、空より翼を持った睡魔族の娘、リスティがベランダに降りて来た。

「な………!闇夜の眷属!?」
シェラザードはリスティを見て、驚愕した。
「今
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