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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(FC篇)
外伝〜運命の邂逅〜
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見ると肖像画のイリーナ様に似ているような……まさかね……)」
プリネはイリーナの名を聞いた後、驚きイリーナの容姿を見て父親の目的の人物だと一瞬思ったがその考えを打ち消した。

「……ひょっとしてリウイ皇帝陛下と親しいですか?」
「え、ええ。リウイ・マーシルンは私の父ですが……」
イリーナの疑問にプリネは戸惑いながらも答えた。
「だったらお願いします!私達の家族を無茶苦茶にした人達を処罰するために軍を動かすようリウイ皇帝陛下にお願いして下さい!!
このお願いを聞いて頂けるのなら私にできることならなんでもします!」
「落ち着いて下さい。貴女達は今回の事件の終結と貴女達の親戚の方を見つけるまで
ロレントの大使館で保護するつもりですから、その時お父様と会わせますのでお父様に直接言って下さい。」
「はい、ありがとうございます……」
そしてプリネは2人を連れて兵士に守られながらロレントの大使館への帰途についた。


〜ロレント郊外・メンフィル大使館内会議室〜

そこではリウイやファーミシルスとルース、ペテレーネ、カーリアン、そしてリフィアがシェラの報告を聞いていた。
「……以上になります。子供達の誘拐の阻止はできたのですが、襲撃の際両親などに被害が出、孤児になる子供が増加しています。」
「……そうか。孤児となった子供達のための孤児院や心の治療が必要だな……癒しの女神(イーリュン)の信者達に協力を呼びかけてくれ。……ティアに信者達の先頭に立つよう俺から頼んでおこう。……誰かティアに至急城に戻るよう手配してくれ。」
「ハッ!!」
リウイの命令にルースはイーリュンの信者へ協力の要請とレスペレント地方で母の遺志を継ぎ皇女と云う身分でありながらイーリュンの信者として活動しているリウイと幻燐戦争でペテレーネと共に衛生兵として活躍したイーリュンの信者であったティナ・パリエの娘、ティア皇女をミルスに呼び戻すために会議室から出て行った。そして入れ替わるようにプリネが会議室に入って来た。
「お父様、お母様。プリネ・マーシルン、ただいま戻りました。」
「戻ったか、プリネ。」
「お帰りなさい、プリネ。」
「よく戻ったのプリネ。余とエヴリーヌも首を長くして待っておったぞ。」
「ありがとうございます、リフィアお姉様。あの……帰って早々にお願いがあるのですが……」
優しく迎えた両親にプリネは言いづらそうに願いを言った。
「お前が頼み事とは珍しいな……言ってみろ。」
「はい、実は……」
そしてプリネは関所で起こった出来事、孤児になった2人の少女を保護するようにリウイに頼んだ。
「……そうか。いいだろう、例の事件の終結とその2人の縁者が見つかるまでここで世話をする。みな、いいな?」
「リウイ様が決めたの
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