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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(FC篇)
外伝〜運命の邂逅〜
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なら我々だけで十分です!プリネ様に万が一の事があったら陛下やリフィア様に顔向けできません!」
「……こう見えても、お父様達から剣術や戦い方、魔術を習っています。だから護身ぐらいできます。それにもしお二人のご両親が怪我をしていたら、私を除いて治癒術ができる方はいらっしゃいますか?」
「「そ、それは……」」
プリネの言葉に兵士達は思わず口をつぐんだ。
「絶対に貴方達から離れたりしませんので、お願いします!」
「わかりました……そこまで言うのでしたら、絶対に我々から離れないで下さい。おい、休んでいるやつら全員叩き起こしてきてくれ!」
「ああ!」
そして一人の兵士が休んでいる兵士たちを起こしに関所の中へ走って行った。

「お二人は関所の中で休んでいて下さい。」
「そんな……!そんなことできません!」
「迷惑はかけませんので連れて行って下さい!」
「「お願いします!!」」
プリネは2人の安全を考え関所の中にいるように言ったが2人は強く否定した。
「……わかりました。では絶対に私達から離れないで下さいね。」
「「は、はい!ありがとうございます!」」
押し問答している時間がなかったプリネは仕方なく2人の同行を許した。
そしてプリネは兵士達と共に助けを求めた少女を連れて2人の親が戦っているであろう場所に向かった。

そしてプリネ達が関所を出て少しした後、ある場所に夫は事切れ妻も大量の血を流して息絶え絶えになって倒れていた。
「クソ……手間をとらせやがって……」
「どうする?この先はメンフィル領だぞ?」
「構うものか。関所にいる兵士なんて数えるぐらいだろう。行くぞ!」
「「了解した。」」
そして襲撃者達は関所に向かおうとしたが、
「出でよ魔槍!狂気の槍!!」
「プリネ様に続け!弓隊撃て!!」
「「「「「オオッッ!!!」」」」
プリネが放った暗黒魔術の槍と続くように兵士達が撃った矢が襲撃者達に命中した。
「「「グハッッ!!」」」
「全員、抜刀!!!」
「「「「「オオッッ!!!」」」」
「「「ギャぁぁぁ……!!!」」」
さらにメンフィル兵士達は剣を抜き襲撃者達の命を刈り取った。
「「お父様、お母様!!」」
一瞬で戦闘が終了し、イリーナとエリィは血を流して倒れている2人に近寄った。
(こちらの男性はもう……なら女性だけでも!!)
2人の状態を見て男性はすでに死んでいると確信したプリネは女性に近づき治癒魔術を使った。
「暗黒の癒しを……闇の息吹!!」
治癒術を発動したプリネだったがその表情は芳しくなかった。
(……ダメ……傷が深すぎるし血も流しすぎている……お母様がいなくても、せめてリフィアお姉様かエヴリーヌお姉様のどちらかがいれば……)
自分
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