第3話
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笑まれたルークも微笑み返した。
「そうですか………それにしてもまさか僕とシンク以外にも生き延びたレプリカがいたなんて。ですがアニスなら安心して任せられますね。―――ルーク。まさかとは思いますが貴方にもアッシュの記憶があるのですか?」
「へっ!?いや、ねえけど。何でそんな事を聞くんだ??」
「僕にはシンクの記憶があるんです。」
「なあっ!?お、おい、そ、それって!?」
イオンの口から出た驚愕の事実にルークは血相を変えた。
「”大爆発”現象でしょうね。―――まあ、そのお蔭で以前の身体の弱さはまるで無かったかのように完全に治って、シンクのように戦えますから助かるのですが……正直複雑ですね。」
「ハアッ!?って事はアレか!?シンクみたいに格闘技ができんのか!?」
「ええ。」
「オリジナルのイオン様、元々シンクみたいに、格闘技、得意、だったです。」
「ハ、ハハ。何から驚けばいいのか、わかんねぇぜ。そう言えば気になったんだけどよ。お前らの名前って………」
驚愕の事実の連続に表情を引き攣らせていたルークは二人の聞き覚えのあるファミリーネームに気付いて二人を見つめた。
「フフ、恐れ多いとは思いましたが、せっかくこうして別の世界で生きられるようになったのですのでユリア・ジュエから名前を頂いたんです。」
「アリエッタ、名前、アニスの名前しか、思いつきませんでした、から。それに、アニスへの仕返し、です。」
「ハハ……(アニスが知ったら絶対烈火のごとく怒りそうだな。)」
かつて共に戦った最後の”導師守護役(フォンマスター・ガーディアン)”の少女アニス・タトリンが烈火の如く怒る瞬間を思い浮かべたルークは苦笑いをした。
「――――改めて名乗りましょう。”守護騎士”第七位”七の導師”イオン・ジュエです。よろしくお願いします。」
「――――”七の導師イオン・ジュエの従騎士”、正騎士アリエッタ・タトリン、です。イオン様の、仲間である、レプリカルーク、アリエッタの仲間、です。」
その後イオン達と共にルフィナと合流しようとしたルークだったがルフィナと会話をしている金髪の青年に気付いた。
「ん?誰だ、お前?」
「ルーク、確か僕達のチームは5人です。彼は最後の一人なのでは?」
見覚えのない人物に首を傾げているルークにイオンは推測を口にし
「ああそう言えば、そうだったな……」
「フフ、君がカシウス殿の養子にして新たな”剣聖”か。―――お初にお目にかかる。私の名はレイシス・フォン・アウスレーゼ。よろしく頼む。」
青年―――レイシスは静かな表
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