第3話
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声をかけた女性は優しげな雰囲気を纏い、背中にまで届くほどのピンクブラウンの髪を1つに纏め、白を基調とした法衣を身に纏い、首には”星杯”が描かれたペンダントをかけていた。
「―――初めまして。ルフィナ・アルジェントと申します。よろしくお願いします。」
「っと。ルーク・ブライトだ。えっと……もしかしてあんたって”星杯騎士”か?見た感じ、シスターに見えるけど武装しているし………」
「フフ、さすがですね。はい、私は”星杯騎士”の一人です。既にジュエ卿と正騎士アリエッタが別の場所で待機していますのでご案内します。」
「ど、どうも。(”ジュエ卿”って……ハハ、違う世界でもイオンは偉いんだな。まあ、本人かどうかわからねえが。つーかアリエッタが”騎士”って、全然想像できねえよ!いや、待てよ?あんな見た目でも”六神将”の一人の上、元導師守護役(フォンマスター・ガーディアン)だからおかしくはない……のか??)」
様々な思いを抱えながらルークは女性――――ルフィナの後をついて行き、到着した場所には自分にとって見覚えがありすぎる姿であり、生きている事自体が”ありえない”2人であった。
「なっ!?(オイオイオイ!?どうなってんだ!?あの二人と姿が瓜二つじゃねえか!?まさか本当にあの二人なのか!?)」
「―――ルフィナ。少し席を外してもらえませんか?彼とは顔なじみでして。久しぶりに再会しましたので、色々と積もる話があるんです。」
ルークが自分達の容姿を見て驚いている様子をクスッと笑って見つめていた森のような深い緑の髪を二つに縛り、白を基調とした法衣を身に纏う少年は透き通った声でルフィナに視線を向けて指示をし
「え?―――かしこまりました。」
少年の指示に首を傾げたルフィナはその場から去った。
「やっと、会えましたね、ルーク。貴方の噂を聞いてもしやと思いましたが、やはり貴方でしたか。――――ずっと会いたかったですよ。」
「………………………」
ルフィナが去ると少年は優しげな微笑みを浮かべ、少年の傍でぬいぐるみを抱きしめ、”星杯”が描かれている帽子を頭に乗せた法衣姿の少女はジッとルークを見つめた。
「イオン!本当にお前なのか!?」
「はい。僕はずっと貴方達と共に旅をしてきた”レプリカイオン”です。」
「!!よかった!お前、生き返ったのか……!」
「く、苦しいですよ、ルーク。」
涙を流して嬉しそうな表情をするルークに抱きしめられた少年―――イオンは自らが口にした言葉とは裏腹に、嬉しそうな表情になっていた。
「イオン様から、離れるです、レプリカルーク。イオン様、痛がっています。」
その時もう一人の少女―――アリエッタはル
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