第3話
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いたお前の方が国のしがらみに囚われない民の守護者である遊撃士は全く似合わないと思うが?」
「うぐっ……!」
図星を突かれたルークは表情を引き攣らせた。
「今後は仕事を通じて協力し合う事もあるだろう。―――その時に足を引っ張るなよ、小僧?」
「うるせえ!それはこっちの台詞だっつーの!―――そういやお前、今は”どっちの名前”を名乗っているんだ?」
かつての強敵の挑発に乗ったルークは声を上げた後ある事が気になって男性の名前を尋ねた。
「かつて捨てた名前――――バダック・オークランドだ。”獅子王”の二つ名で呼ばれている。」
「”獅子王”って確かカルバードで活躍している凄腕の遊撃士だろ?あれってお前の事だったのかよ!?何で気付かなかったんだよ、俺……」
男性―――バダックが口にした聞き覚えのある異名を聞いたルークは驚いた後肩を落とした。
「さて、これで全員揃いましたな。それでは全国でおきている幼児誘拐犯グループ――――”D∴G教団”の壊滅作戦を行いたいと思います。」
一通り周りのざわめきが静かになったのを確認しカシウスは作戦会議を始めた。
「みなさんもご存じの通り各国で幼児の誘拐が目立っております。みなさんの協力やわれわれ遊撃士達の調べでわかったことですがこの犯行は全て同じグループであり、そしてそのグループは各国で"ロッジ"と呼ばれる拠点が数か所あることが判明しました。今回の作戦は犯人達に気付かれないようにまた、一刻も早く子供たちを助けるため少数精鋭でチームを分け一気に拠点を叩くことにしました。カルバードのAロッジの攻略メンバーは………」
そしてカシウスがメンバーを読み上げていった。
「最後に…"楽園"と呼ばれる拠点の攻略メンバーはイオン・ジュエ、アリエッタ・タトリン、ルフィナ・アルジェント、レイシス・フォン・アウスレーゼ、ルーク・ブライト!以上の5人が攻略メンバーです。各自健闘を祈ります!」
「なっ!?」
カシウスの締めくくりの声と同時にカシウスの口から出た信じられない名前を聞いたルークは声を上げ、その場にいる全員はルークに注目した。
「す、すいません!俺の事は気にしないで下さい。ハ、ハハ……」
全員に注目されたルークは大量の冷や汗をかいて表情を引き攣らせて答えた。各自それぞれ集まっている中、ルークは自分が組むメンバーを探していた。
(イオンにアリエッタだと!?ま、まさか本当にあいつらなのか!?)
「―――すみません、”焔の剣聖”殿ですね?」
「へっ!?あ、ああ。あんたはもしかして俺と同じチームの……?」
周囲を真剣な表情で見回しながら自分と組むメンバーを探すルークに
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