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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(FC篇)
第4話
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〜エレボニア帝国・平原〜

晴れ渡る平原に2つの軍が睨みあっていた。一つはエレボニア帝国でも5本の指に入る名将、ゼクス・ヴァンダール率いるエレボニア帝国軍でもう一つは突如どこからともなくロレントより現れ、ロレントの帝国兵を殲滅した後、破竹の勢いでハーケン門を突破し次々とエレボニア帝国領を制圧しているリウイ、ファーミシルス、シェラ、ルース率いる猛者揃いのメンフィル皇帝軍だった。


「(ク……リベール攻略だけでも手間取ってるというのに、ここで我が国土に侵攻する強国が現れるとは……これもリベールに無実の罪を被せた我らの報いか……)全軍、ここで必ず押しとめるぞッ!!!今こそ我らの忠誠を皇帝陛下に見せてみよ!!!!」
「イエス、サー!!!!!」
目の前の謎の軍――メンフィル軍の強さを感じ取り自軍の劣勢を悟ったゼクスは自分を叱咤するように兵達に号令を挙げた。
「全軍突撃ッッ!!」
「オオオオオオッオオオオッ!!!!!!」
ゼクスの命令で歩兵や導力戦車はメンフィル軍に向かって突撃した。

その突撃を丘の上からリウイ達は見ていた。
「リウイ様、機工軍団、戦闘配置完了しました。ご指示を」
機工軍団の戦闘配置を完了したシェラは主君の命令を待っていた。
「よし、突撃してくる帝国兵どもを一掃しろ。」
「了解しました。―――全軍に通達、第一戦闘準備。繰り返す――」
ウィィ――ン……
リウイの命令を受けた軍団長シェラの指令に反応し、兵士たちが唸りにも似た騒動音を徐々に高めていた。

「(……なんだこの音は……まさか!)いかん!全軍後退せよ!」
風に乗って聞こえてきた騒動音に嫌な予感を感じ、ゼクスは後退の命令を出した。

「我が主、攻撃準備完了。」
「攻撃開始だ。」
「……攻撃開始。」
ズド―――――ン!!!!
「「「「―――――ッ!!!!」」」」
「なッ!!!!」
しかしその命令は空しくリウイの命令によりシェラ率いる機工軍団が放った砲撃は平原を轟かす大爆音と共に、業火と爆発が一瞬で
突撃した敵兵を飲み込んだ。兵達の断末魔の叫びさえ掻き消し導力戦車さえも跡形もなく吹き飛ばした
機工軍団の一斉砲撃にゼクスは驚愕した。

「……目標攻撃範囲の生体反応が半減、残存した敵兵に動揺が見られます。」
「わかった。御苦労。」
シェラの報告を聞きリウイは兵達の前に出て大声で号令をした。

「我らはこのまま目の前の帝国軍を突破し、エレボニア主要都市の一つに侵攻する!兵は将を良く補佐し、将は兵を震い立たせよ!何人たりとも遅れることは許さんぞッ!!」
「オォォォオオォォォォォォオオオォォッッッ!!!!」
リウイの叱咤激励に応じて勇ましい雄叫びを上げたメンフィル軍は一斉に突撃を開始し帝国兵達
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