第2話
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〜アヴァタール地方・冥き途〜
新たなメンフィル皇女、プリネが生まれて数年後リウイはペテレーネ、カーリアン、ファーミシルス、そして幼い娘のプリネを連れて死した命が集まる場所、冥き途にイリーナの魂の行方を門番に聞きに来た。
「あら、お久しぶりですね。またお妃様の行方を聞きに来たんですか?」
「……久し……ぶり……」
リウイ達の姿を見つけ、姿を現したのは冥き途の門番であり神殺しの使い魔であり、魔槍の使い手、リタ・セミフと、同じく神殺しの使い魔であり、ソロモン72柱の1柱、魔神ナベリウスが姿を現した。
姿を現した2人にリウイは魂の行方を聞いた。
「イリーナの魂はあれから何かわかったか?」
「………何年か前に……北……行って……消えた……場所………深い……そこで…魂……感じにくい……」
「数年前に北のほうへ行って魂が消えたそうです。場所はどこか地下深くに潜ってしまってそこから魂の反応が感じとりにくいそうです。」
独特の話し方をするナベリウスを補佐するようにリタが説明した。
「消えたって……もしかして、魂が消滅したってこと!?」
カーリアンは説明を聞き焦った。
「いえ、魂が消滅したのならナベリウスが感じ取ります。ナベリウスが存在を微かに感じましたから恐らくですが神の墓場のような別次元の世界に行って彷徨っているか、そこで新たな人間に転生したかもしれません。」
「別次元の世界か……それにここから北の地方なら我が領土であるし、地下深くならブレア―ドの迷宮に手がかりがあるかもしれんな。」
「ええ、あそこは全ての階層は制覇しましたが、転移門に未だ謎の部分がありますから可能性はあるかもしれませんね。」
リタの説明でリウイは場所を推測しまた、ファーミシルスもリウイの考えに賛成した。
「そうだな……ならば国に戻り次第、迷宮の探索隊を再び結成し調べてみるか……」
リウイは少し考えた後これからの方針を決めた。
「あ……よければこれをどうぞ。」
ペテレーネは荷物からお菓子を出し門番の2人に渡した。
「……甘い……匂い……あり……がとう……」
「わあ、ありがとうございます。エクリアちゃんやマリーニャちゃんのお菓子もおいしいですけどこれもおいしいから気にいってるんですよ。」
「気にいって頂けたのなら何よりです。」
ペテレーネは2人の様子を見て笑顔になった。
そこに興味深そうに周りをみていた母と同じ髪を持つ娘、プリネが2人と母のところに来た。
「ねえねえおとうさま、おかあさま〜この人達、だれ〜」
娘の素朴な疑問を聞きペテレーネは優しく答えた。
「この人達はお母さん達の友達のようなものよ。ほら、挨拶をしなさい。」
「わかった〜メンフィル皇女、プリネ・マーシルンです〜よろしくおねが
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