第2話
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ではもうすぐ出る場所の固定は出来るそうです。」
「そうか……御苦労、下がっていいぞ。」
「ハ!失礼いたします!」
隊長はリウイに一礼した後部屋を後にした。
「リウイ、やったじゃない!もしかするとそこにイリーナ様がいるかもしれないわね。」
報告を聞いていたカーリアンは喜んだ。
「まだ、断定はできん。だが、可能性は出てきたな。しばらくはその世界に拠点を作り調べるとするか。」
カーリアンの言葉を否定しながらもリウイは微かな希望を持ち、笑みを浮かべた。
〜ブレア―ド迷宮・謎の転移門前〜
そこにはリウイ一行のほか、リフィア、エヴリーヌ、シェラとファーミシルスの副官、ティルニーノエルフのルースがいた。
「では、これより別次元の世界の調査及び拠点作りに我々が先行する。みな、準備はいいか。」
「いつでもオッケーよ。」
「こちらも万全です。」
「ふふ、腕がなりますわ。」
3人の頼もしい言葉を聞きリウイはリフィアとエヴリーヌの方に顔を向けた。
「……どうしてもお前たちもついてくるのか?」
「当たり前であろう!別世界に余の名を知らしめしてくれる!」
「エヴリーヌはお兄ちゃんといっしょならなんでもいい……プリネとお留守番もいいけど、すぐ帰ってくるんでしょう……?」
「……仕方のないやつらだ。絶対に俺達から離れるなよ?」
おいていってもついてきそうな2人にリウイは溜息をつき注意をした。そしてシェラとルースに顔を向けた。
「いつでも軍は出せるようにしておいたか?」
「ハ、機工軍団は問題ありません。」
「こちらも問題なく迷宮の外に待機させています。みな、リウイ様の久しぶりの出陣に勇んでおります。
かく言う俺も楽しみなのです。」
淡々と報告するシェラと年甲斐もなくワクワクしているルースの言葉にリウイは頷き背を向けた。
「では、みな行くぞ!」
そしてリウイ達は門の先に進み光につつまれた……
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