第一章
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の色位な」
見れば二人共服も同じだ、赤いセーターに白のズボンだがその格好も本当に全く同じものであり。ヘアバンドも白でやはり同じだ。
「分けてくれると嬉しいな」
「じゃあそうする？」
「そうね」
「今度のお祭りの時でもね」
「そうしようかしら」
「ああ、お祭りな」
妹達の祭りという言葉にだ、ヘルデンも言った。
「今度のな」
「うん、その時にね」
「二人で色違いの服着る？」
「制服ならしにくいけれど」
「そうしていこうかしら」
「そうしてくれ、頼むからな」
兄は妹達に心から言った。
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