第7話『部活動紹介』
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俺が大声で驚いたことに、多少引き気味に大地が問うてくる。
でも理由なんてただ1つだし、それくらいわかってくれるだろう。
「どうしたもこうしたも多すぎるだろ!!?」
「他にもあるみたいだが…」
『裏へ』という言葉が何かしらの恐怖感を煽らせてくる。表だけで知っている部活動は網羅されている気がするのだが、まだあるというのか。
でも既に表に・・・!!
「魔術部って何だよ!!?」
「さぁ」
いやそんな軽めに答えないで!
俺は結構真剣だから!
ガチで気になるから!
もう裏に書いてあるのは読む気にならないが、唯一表にある『魔術部』だけは気になる!
てか何で『帰宅部』書いてあんの!? アレって部活に入っていない人の名称でしょ!?
「何なんだこれらは…!」
「それを説明するための部活動紹介が今からあるんだろうが。そろそろ行くぞ。集合の時間だ」
「お、おぅ…」
大地に飽きられたような反応をされるが、仕方ないことだろう。ホントに気になるんだから。
体育館へと足を進め始める大地の後に、俺は続いた。
*
体育館にて・・・
「それでは部活動紹介を開始します。各部活動は整列し、待機をお願いします」
真面目な司会により、部活動紹介が始まろうとしていた。正直入りたい部活が無いんだが、しっかり聞こうと思う。
紹介は全てステージの上で行うそうだ。
「ではまずは1つ目。王道、野球部です!!」
「・・・はい、ありがとうございました! では次が最後の部活動となります。魔術部です!」
うぅ…かれこれ100分。映画と同じくらいの時間を体育座りで聞いていたら疲れるな…。
だがやっと気になる魔術部の謎が解ける!
「皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?」ザッ
3年生で部長と思われる男子がステージに出てきた。黒のマントを身に纏い、いかにも『魔術師』といった風体だ。まさか本当に魔術なんてものが存在するのか…?
「今回は我々の活動内容を説明する。準備しろ!」
眼前の彼は作ったような凛々しい声で指示を出す。
すると、部員と思われる方々がゾロゾロと出てくる。いや、4人しか居ないな。意外と人が少ない…。
「展開!!」
「「はっ!」」
『展開』? どういう意味だ?
俺がそう思った瞬間、彼らは人の何倍もの大きさの紙をステージの床に広げ始めた。
真っ白な紙の中に何か黒色で模様が描かれている。
目を凝らしてよくみると…、
「魔法陣…?」
俺の目にあの模様はそう映った。
マンガの魔法モノにお馴染みの魔法陣。アレは少なからず、そ
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