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サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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ヒカリ:「はぁ、、、」

ヒカリは、職員Aの
的を得た口撃で
1日使う体力の半分が減ってしまった。


ヒカリ(ほんと、嫌になっちゃう)


ヒカリが落ち込んでいると、、



ウィイィン



電動車椅子に乗った利用者が
近寄ってきた。




利用者:「ほっほ、、、
何も落ち込む事はないっ」


ヒカリ:「あ、、フジオさん」

ヒカリに話しかけてきたのは、
フジオという利用者だった。


フジオ:「若い内は何度失敗しても良いっ、
むしろ、失敗を恐れて何もせず、
そのまま時が経つ事が一番恐ろしい事なんじゃ」

ヒカリ:「フジオさん、、」





フジオ:「ヒカリちゃんが注文した
この車椅子、乗り心地が抜群じゃ!」




ヒカリ:「ありがとうございます
フジオさんっ(笑顔)、、
そうだ!来週の外出、あたしとなんですけど、
フジオさんどっか行きたい場所とか
ありますか?」


フジオ:「そうじゃの〜、、、うむっ
ズバリ、タマムシ電気じゃっ!」


ヒカリ:「タマムシ電気?何か
買いたい物とかあるんですか?」


フジオ:「あぁ、わし、パソコンを買いたいっ」


ヒカリ:「パソコン?フジオさんが?」


フジオ:「そうじゃっ、人生一度も
使った事がくてなっ、、老後の挑戦じゃ!」


ヒカリ:「ふふっ、挑戦心があって、
いいですねっ!」


フジオ:「人生は日々挑戦じゃからな!
それじゃ、来週頼むっ」


ウィイィン ウィイィン


ヒカリを励ました後、フジオは
電動車椅子でどこかへ行った。




ヒカリ:「パソコンか〜、、経費出るかな」




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