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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL16 込められた想い
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ぞ」
そう言って無理矢理約束する黒崎。黒崎の言葉が効いたのか、不安そうだが、怯えや恐怖の様な感情を表には出してなかった。
「零治はどうする?」
「俺は今ホルダー無いんだ。………だから今日はいいや」
「そうか?見てるのも勉強になると思うが………」
「いや、いい」
でないと今の俺はどうなるか分からないから………
「?」
俯く俺の顔を不思議そうに見る黒崎。
俺はその顔に気が付かないふりをして食事に集中するのだった………
「ティア早く〜」
「ま、待ちなさいよ!!」
放課後、黒崎と神崎と早々に別れ、帰路に着く。
その途中前から2人の小学生の女の子が走り去る。手にはホルダーが持っていた。
「………まただ」
自分の内から何かが噴き出しそうな感覚。直感的に爆発すれば自分じゃない自分が現れる。そんな風に感じる。
「あの時からずっと………」
あの戦いからずっとこの感覚が続いていた。自分じゃ無くなる感覚、何とか抑えつけているが、何時どうなるかは分からない。
「もう駄目なのかもな………」
そう呟いている事に気が付いて、慌てて首を振るう。
最近はもう諦め始めている自分が居た。
「くそっ!!」
鬱憤が溜まり、近くにあったゴミ箱を蹴る。辺りにゴミが散らばるが無視して、歩く。
「おい!!人の店のゴミ箱蹴ってそのまま帰るつもりか!!」
後ろから怒鳴り声が聞こえ、振り向くとほうきを持っていた中年の男性が怒っていた。そのすぐ目の前にはラーメン屋があったのでそこの店長の様だ。
「おい、何とか言え!!」
近づき、胸ぐらを掴まれる。
「!!?」
咄嗟にその手を払い走り出す。
「おいお前逃げるな!!」
そんな声を無視して走る走る。
「はぁはぁ………」
無我夢中で走り続けて気が付けば研究所に帰って来ていた。
「あっ、お帰りなさい」
「お帰りマスター」
庭にはユーリとユリが一緒に花壇に水をやっていた。
「どうしたんですか?顔が青いですけど………?」
「大丈夫だ………ちょっと走っただけだから………」
「マスター、何かエッチな悪戯がばれた?」
「それよりも性質が悪いかもな………ちょっと休むよ」
そう言い残し、俺は自分の部屋に向かう………
『………』
『………』
互いに何も言わず、見据え、そしてぶつかり合う。自分の限界を超えた戦いはある意味快感を得られた戦いだったのかもしれない。
「違う!!!」
起き上がり周りを見ると外はすっかり日が落ちていた。
「21時か………」
部屋の電気を付け、立ち
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