第3章 リーザス陥落
第86話 一騎打ち
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結果 解放の先駆けの切欠となったリーザスの忍者《見当 かなみ》
リーザスの門番として、人々を見守り続け、そして磨き続けた強さを認められ、赤副将まで上り詰めた少女。……また あの笑顔を取り戻す為に、剣をとった《メナド・シセイ》
黒、白、赤、青。
全色が合わさった構成をしている精鋭、リーザス軍のメンバー。
そして、強い光の元に集まった者達。
色々と癖があるものの、実は義理堅い面も持ち合わせており、その懐には一体どんな物が入っていても不思議じゃないカスタムの変態シスター兼鬼才《ロゼ・カド》
シスターとしての鏡である。と口揃えて言われるであろう戦争を憂い、ALICE神に祈り続けるレッドの町のシスター《セル・カーチゴルフ》
AL教の総本山。カイズの町より偶然居合わせた司教見習い。無口であり表情に出にくいが、決して自分を曲げず、内に秘めた強い信念を持つ《クルックー・モフス》
負けられない想いの強さもそうだし、単純な戦力を考えても、間違いなく最強の布陣。この場にはいない間違いなく強者、英雄(疑)であるランスが不在とは言え、この最強の布陣には死角はない、とさえ思える配置は、サウス側へと向かった赤を除く、各将軍のお墨付きだ。
だが。
『うおおおおおおおっっ!!!!』
決して止むることない怒涛の進撃。
幾度となく矢を浴びせ、チューリップの砲撃を喰らわせ、それでも 速度は落ちない。
「ちっ…!! 煉獄・斬光閃!」
ユーリは、そんな中でも、確実に仕留めていく。その巨躯、そして重い鎧。それに対しての攻めのセオリーは下半身。自重を支えきれずに転倒させ、後続をも巻き込む。剣士でありながら、遠距離技を得意とする《煉獄・斬光閃》を多様し、幾度となく沈めたというのに、相手は、まるで痛みを感じないのか、骨が折れても、肉が裂けても、立ち続けているのだ。
相手の精神が肉体を凌駕しつつある。
「バイ・ラ・ウェイ!!」
リックも、目にも止まらぬ斬撃、剣閃を繰り出し、押し返そうとする。だが、死神を前にしたら、死神と刃を交えたら、ただただ死神の前に死体が積み上がるだけ。防ぐ術はない、とヘルマン側にも噂されており、畏怖されているリーザスの死神を前にしても、萎縮する事なく、前進をやめない。
「……フンッ、犠血・螺旋牙!」
四方八方からの矢に加え、ヘルマン側の魔法兵の攻撃、接近された槍部隊の攻撃。負傷を少なからず負いつつあるのだが、それこそがこの男、清十郎の真骨頂。流れ出た血液を自在に操作。己に血を流させた者達への報復の刃を放つ。名の通り螺旋状に伸び続ける刃は、広範囲に巻き込みながら刻んでいくが、肉を切らせて骨を絶つ、と言うのを体現し続けていく。
止むこと無き黒
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