第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
涼宮ハルヒの憂鬱 〜エンター イン グループ〜
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るのだろうか?
「彼をこれ以上引き止めるのはかわいそうです。ですから、また明日彼には来てもらうということにしましょう」
「まあ、そうね・・・古泉くんの言い分も尤もだし・・・わかったわ!明日、なんか見せてもらうからね!」
そういって「団長」と書かれた席に涼宮が座る。
「あれ?あんた名前は?自己紹介とか済んだ?」
「蒔風だ。蒔風舜」
「オレの紹介だけまだだったな。オレは「そいつはキョンよ」おい!」
「なによ。あんただけ自己紹介してないって言うからあたしが言ったんじゃない」
「くっ。改めてオレは・・・」
「よろしく、キョン」
「定着しちまったじゃねぇか!?」
そうして、まだ少し残るらしいSOS団のメンバーを残して、オレは部室を出る。
その際、古泉から一枚のメモ用紙を渡された。
そこには、8時に市営公園に来てくれるように書いてある。
話はそこでするってことか。
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「おーい、来たぞー」
「ああ、こっちです」
そして時間通りに公園にオレは到着した。
何時からいたのだろうか?そこには涼宮を除いたSOS団のメンバーが揃っていた。
「待たせたか?」
「いいえ、時間ちょうどです」
「ふう。で、俺としてはなんであの場で止められたのかの説明とかをお願いしたいんですわ。頼むよ」
「では、説明しましょう」
そうして古泉が説明を始める。
途中途中で情報も頭に流れ込んできたから、内容はしっかりと伝わってきた。
どうやら彼等は人生を面白可笑しく過ごそうとする涼宮ハルヒに集められた人間だそうだ。
涼宮の目的は宇宙人とか超能力者、未来人に類する不思議で遊ぶ事らしい。
そして涼宮ハルヒは面白そうな人間を集めた。
しかし偶然か、必然か、集められた人間はみな本当に普通ではなかった。
どうやら彼らによると、これは偶然ではなく、涼宮ハルヒの力によるものらしい。その力とは、涼宮が意識的にしろ無意識的にしろ、彼女の思い描いたことが現実に反映される、というとんでもないものだった。
しかも涼宮本人はこの能力を知らず知らず行使しており、不思議なことがそうはない、と思ってるらしい。
だから、彼女には様々な不思議現象をひた隠しにしなければならない。自覚した彼女がなにをしだすかわからないからだそうだ。
オレが涼宮に説明するのを止めたのはこのためか。
面倒だな。元凶に知られないように問題を片付けるのは。
そして彼等は様々な事件を解決してきたらしい。
「と、こんな感じですね。僕の
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