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衛宮士郎の新たなる道
第21話 入浴後の醍醐味
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にしろよ・・・」

 此方も隙あらば、相手を仕留めかかる会話におけるラリーの応酬を繰り出し続けていた。
 先程注意されたのに全く反省を見せない。
 まぁ、正直今更なのだが。
 そんな4人をよそに、冬馬達3人も同じく卓球で楽しんでいる。

 「行くぞ、ユキ!これぞ、必殺のシャイニングサーブだ!」
 「ハゲだけに?お約束過ぎてつまらないよ、ジュン」
 「それは余計です」
 「準、パフォーマンスもいいですが負けてるんですよ?」

 そして風間ファミリーの新人たちも・・・。

 「このっ!」
 「はい!」
 「やるな、まゆっち!」
 『クリ吉こそなかなかやるな、付喪神アタック!』

 まゆっちは、クリスの反応しにくいポイントに激しいスマッシュ(勿論ラケットと卓球台が壊れない位の加減をして)を打ち込んだ。
 狙い通りクリスは反応できずに終わる。

 「おわっ!?今、松風居ないだろ!」
 「心の声です、心の声!心が清らかな人は、距離があっても念話で聞こえるんです」
 「それは自分が既に松風に憑りつかれていると言う事か?」
 『オラ、地縛霊じゃなくて付喪神だぞ!』

 他の利用客から見れば、楽しそうだが漫才にも見える。
 そんなメンバーの中でも、一際目立っている組み合わせがあった。
 それは百代と士郎の打ち合いだ。

 「そら、そら!そら!!」
 「はいはい」

 例えるなら嵐。
 強さの次元を超えた2人の打ち合いは、人目を集めるには集めるが、音速を越えてるのでちゃんと視認出来ているのはまゆっち位だろう。
 京は、弓兵としての自分の強みである集中力を高めれば見えるが、今は大和に寄り添ってるので見る気は無かった。
 因みに、ホントはいけないのだが卓球台は気を練り込んだ強化の魔術により、2人の打ち合いに耐えられるように頑丈にしている。
 勿論ラケットについても、お互い壊さない様に気で強化している。
 何故こんな事に成っている理由を知るために少し遡る。

 〜回想〜

 皆卓球を始めてから百代は少し不満になった。
 百代は圧倒的に強すぎるので、やるにしてもかなり力をセーブしなければならないからだ。
 それ故に、百代は気分を変える為に美少女に走るのだ。

 「まゆまゆ!私とやろう!それで負けたら一晩だけ私の言う事を聞いてもらう!」
 「ほえ!?」

 クリスと愉しむ様にラリーを続けていたまゆっちは、いきなり背後からねっちり現れた百代に赤面しながら驚く。
 しかも一方的な要求に若干引く。
 しかし百代は止まらない。

 「安心してくれ!過度な要求はするつもりは無いぞ?先っぽだけだから!」
 「いや、あの、その・・・」
 「コラ、川神。怖がってるだろう?」

 しどろも
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