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平凡な日常はたった一日で崩れ去る。
第二話

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チャイムが鳴り響く。

HRが始まり、転校生がいることが教師により告げられた。
教師が入ってくるように促すと、扉が開いた。

「黒城終夜です。平凡な日常が欲しいので色々と巻き込まないでください。」

そう言ってお辞儀をした。
そして席に向かって歩いていき、座った。

「………君、髪ツンツンしてるね。重力に逆らってる気がするんだけど。」
「あ、これ?元からなんだ………気にしないで。」

終夜は前の席の男子に話しかけた。
だが、それが間違いだったと後に後悔することになる………。

休み時間。

「ね、ねぇ、黒城さん!」
「ん?」
「さっき紙で指切っちゃって………。」
「十代目!大丈夫ですか?!」
「大分深く切ってるな………」
「いや、大丈夫じゃないから………、黒城さんが絆創膏持ってないかなって………。」
「指見せて、えーっと………」
「あ、自己紹介してなかったね。」
「ま、いいや。ちょっと待ってな、消毒液………は大丈夫か。そのまま指出しといて。」

終夜はそう言って絆創膏を取り出す。
それを指に丁寧に巻き付ける。

「よし、」
「ありがとう!俺は沢田綱吉。よろしく!」
「俺は獄寺隼人だ。十代目に手を出すんなら容赦しねぇぞ!」
「俺は山本武!よろしくな!」
「改めて俺は黒城終夜。好きに呼んでくれて構わない。
でも、面倒な事には巻き込むなよ。」

そしてチャイムがまた鳴り響く。
二時間目の始まりだ。
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