9話 探し物は以外な所で見つかる事がある
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ロスヴァイセさんに案内された先にいたのは隻眼の老人だった
「歓迎するぞ、招かれざる客よ此処は外から離れてるから退屈での〜外の話を聞かせてくれんか?」
何かな?温和な感じがする好々爺に感じるけど……何この違和感
「招かれざる客は追い払われるイメージがあるんだけどな爺さん、名前は?俺は「櫻井空、あの櫻井一族の者じゃろ」知ってんのか……って…あの?何の話だ?」
何?櫻井一族って?まさかロスヴァイセさんに連れてこられた事にも関係が?
空は首を傾げると老人は
「まさか、自分の家の事を理解しとらんのか?」
首を縦に振ると櫻井なんて名前特に珍しいとも思わないし老人が感違いしているかも知れないし
「……仕方ないのー……黒円卓の聖槍と言えば解るかの?」
「っ!」
空は黒円卓の聖槍を大剣形態に形成し、老人目掛けて振り下ろそうとするが
「よせよせ、儂は戦う気は無いぞ老人にそんな目で睨むな……それに今の主では儂どころか」
背後に殺気!
振り向くと大量の魔法陣を敷いているロスヴァイセさんがいた
「そこのロスヴァイセにも勝てんぞ」
「……マジかよ…」
振り下ろしてたら魔法が飛んできて槍が老人に当たる前に殺られてた……霊的装甲があるか解らない自分にダメージは深刻……それに浅はかな行動だと恥じた
「悪いな爺さん、何処かも知らねぇ所から来てたから気が立ってた」
悪いと思ったら即謝罪、それが面倒を生まない秘訣だと思っている
「ほほほ、構わんよ寧ろそれ位で無いと詰まらん」
器でかいな爺さん
「そうでなければ神話勢力のリーダーは務まらんよ」
やっぱりか……
「爺さん、まさかオーディンか?」
北欧神話の主神 戦争、知恵、万能の神として有名な存在だ
本当にいるのな神様……って思ってたら
「ほー…やはり櫻井の一族は勘が鋭いのー」
「だから何だよ櫻井の一族って」
「本当に知らんのじゃな……良いだろう説明しよう腰掛けると良い」
老人……オーディンに言われるがまま椅子に座ると、オーディンは外見相応の老人が何かを思い出そうとしているように目を閉じている
「では話そう、櫻井の一族について」
オーディンは思い出すように話し始めた
続く
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