暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic1-C移ろいゆく季節〜Sie ist ein Ritter〜
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シャル』念話でわたしに助けを求めてくるルシル。どちらの意思を尊重するか。選択肢は2つ。母様のやりたいままに見守るか、ルシルからの助けに応じるか。わたしは・・・
「もう! 母様! ルシルが困ってるじゃない! 放してあげて!」
ルシルを選んだ。すると母様は「あら? やきもち? か〜わい〜♪」なんて、わたしをからかう始末。ここは下手に誤魔化すと要らぬ追撃を食らうから、「そう! だから放して!」ルシルを抱きしめてる母様の右腕を両手で掴んで引き離そうとするけど・・・
「(むぅ・・・! この馬鹿力ぁぁ〜〜〜!)もぉぉ〜〜〜!」
ビクともしない。わたしの力じゃ無理だ。母様が大人しくルシルを解放するのを待つしかない。そう思って『ごめん、ルシル』謝って、母様の右腕から両手を離した直後、「隙あり〜♪」母様はわたしの肩に右腕を回して、ルシルと一緒にハグしてきた。
「っ!?」
すぐ目の前にルシルの綺麗な色と形をした唇が。ルシルは男の子だから、わたしやなのは達の身長を大きく引き離し始めてる。ちょっと前まではそんなに変わらなかったのにね。
(久しぶりにキスしたい・・・かも)
胸が高鳴る。頭の中がそれでいっぱいになる。母様の腕の中だけどちょっと背伸びしてみる。ルシルの唇と同じ高さにまで背伸びしたそんな時、「オホン!」エントランスの方から大きな咳払いが。
「マリアンネ、何をやっている・・・?」
「あら、あなた」「父様」
父様だった。ちょっと不機嫌ぽい。母様が両腕を広げたことでわたしとルシルは解放された。手櫛で乱れた髪や制服の乱れを直した後、「ただいま戻りました、父様」帰宅の挨拶をする。
「うむ。よく帰った、イリス」
あ、ちょっと機嫌が直った。そして「お久しぶりです、リヒャルト司祭。今晩はお世話になります」ルシルが挨拶すると、「う、うむ・・・」あ、またちょっと悪くなった。
『リヒャルトったら。男の子が泊まりに来るとは思ってなかったみたいで、かなり戸惑ってるわよ』
『あー、友達が泊まるってことしか言ってなかったから・・・』
『男親は娘が本当に大事だから、男の子と仲良くしてるだけで機嫌が悪くなるのよ。イリス、ルシリオン君の事が好きなんでしょ? プリアムスから聞いたわよ。彼を、夫にするって宣言していたこと。それを知ったらリヒャルト、きっと卒倒しちゃうわ♪』
『楽しそうだよね、母様・・・』
『だって楽しいんだもん♪ 娘の恋バナほど燃える話は無いわよ! しかもライバルが2人も居るのでしょ? えっと、チーム・ウミナリのハヤテ・ヤガミちゃんと、シュテルンベルクのトリシュタンちゃん。頑張ってね、イリス』
『もちろん! ていうか、早くルシルと父様をどうにかしないと・・・!』
父様からのキツ目
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