暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic1-C移ろいゆく季節〜Sie ist ein Ritter〜
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て思ってる。
『はい』
門扉にモニターが展開されて、「あ、プリアムス! ただいま!」映るプリアムスに向かって小さく手を振って挨拶。
『お帰りなさいませ、イリスお嬢様。ただいま門をお開けします』
お辞儀したプリアムスの映るモニターが消えて、すぐに門扉が左右に開いた。わたしは「たっだいま〜!」門を潜って、「お邪魔します」ルシルは小さくお辞儀してから門を潜った。家のエントランスまでの100mっていう庭を通って、エントランスの両開きの扉の取っ手に手を掛けようとしたら、ガチャッ!と勢いよく先に開いた。
「い゛っ!?・・・づっ・・・う、く・・・おうふ・・・」
うちの玄関扉、外に向かって開くタイプの物だから、取っ手に目をやっていたことで俯いてたわたしの額に扉がゴチッ☆と当たるわけで。両手で額を押さえながらよろよろ後退。
「大丈夫か? 見せてみろ」
ルシルがそう心配してくれて、しかもそれだけじゃなくて顔を近づけてわたしの額に傷が出来てないか診てくれた。あぁ、幸せ。誰が扉を開けたのか判らないし、よくもやりやがったな、ってちょこっと頭にキてたけど、今のこの時間の為だと思えばグッジョブだって言おう。
んで、わたしに扉をぶつけたと判ったのか開けた張本人は一度扉を閉めて、今度はそぉ〜っと扉を開けて、隙間から顔を出した。そしてわたしが扉から離れているのを確認した張本人が「ごめんなさい、イリス!」飛び出して来て、わたしを抱きしめた。
「母様、く、苦しい・・・!」
扉を開けた張本人、その正体はどうやら母様だったらしい。ちょっぴり涙を浮かべてる母様が「可哀想に! 赤くなっちゃって!」赤くなってるらしいわたしの額を擦る。
「(ルシルが微笑ましくわたし達を眺めてる!)ちょっ、母様! 恥ずかしいから離れて!」
「母が子を抱きしめることの何が恥ずかしいものですか!」
「だ、だって・・・!」
わたしがルシルの方を見ると母様もつられてルシルの方を見て、「まあ♪ まあまあ♪」ものすごい速さで私から離れてルシルにハグ。あのルシルですら「っ!? え・・・?」その速さに目を丸くしてる。母様って一応先代のシュベーアトパラディンだし、わたしなんかよりずっと強い。
「君がルシリオン君ね! いつもうちの娘がお世話になってます! イリスの母、マリアンネです♪ 娘ともどもよろしくね?」
「あー、いえ。こちらこそお世話になっていますので・・・。ルシリオン・セインテストです、よろしくお願いします・・・」
「なんか不思議な子ね〜! 結構がっしりした体格なのに、女の子みたいで♪ 抱き心地も良いわ〜?」
ルシルの頭に頬ずりしたり、体をぺたぺた触りまくったりしてる母様。そして『パワフルなのは構わないけど、その・・・助けてくれ、
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