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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic1-C移ろいゆく季節〜Sie ist ein Ritter〜
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、どこから捜そうか。ううん、行き違いにならないように入り口で待ってる方が得策かも。あー、でももしすでに用を終えて居なくなってたりでもしたら・・・。うんうん唸りながら右往左往してると「あら? シャルちゃん?」名前を呼ばれた。
「シャマル先生! それにティファ・・・!」
チーム海鳴の1人であり、はやての家族で騎士である八神シャマル先生と、医務官でありわたしの元お付きだった騎士であるティファレト――ティファが「久しぶり、お嬢」寝癖で乱れた青い髪を手櫛で治しながら挨拶した。
「どうしたの? シャルちゃん。怪我・・・ってわけじゃなさそうだし、体調不良かしら?」
「あ、えっと、ルシルを捜してて・・・」
「ルシル君がここへ? 私は見てないけど・・・」
「あ、私は見ました」
シャマル先生は見てなかったけど、ティファはルシルを見ていた。だから「どこ!?」ルシルが今どこに居るのかを訊ねてみたら、「入院病棟区画に向かうのを見ました」ティファは、その区画へ続く廊下を指差した。ルシル。入院病棟区画。この2つで、誰に会いに行ったのかすぐに判った。
「そっか。ありがとう、ティファ。シャマル先生も」
「ううん。あ、ルシル君によろしくね」
「お嬢。一度は家に帰った方が良い。リヒャルト司祭、寂しいって泣いて――・・・あ、ううん、なんでもない」
自分の口を両手で塞いだティファ。もう遅いよ、聞いちゃったよ父様、わたしが帰って来ないからって泣いてるんだ。通信だといつも険しい顔で、厳しいこと言ってくるのに。へぇ〜。ニヤニヤするのが止められない。けど今はそんな場合じゃない。
「あ、わたし行くね!」
ティファやシャマル先生と別れて、入院病棟へと早足で向かう。ルシルはきっと、あの人の病室に行ってる。そして「やっぱり・・・」ルシルがある病室から出てきたのを見た。わたしは「ルシル・・・!」大声を出さないように、でもルシルに聞こえるようにした声量で呼んだ。
「シャル・・・!?」
ビクッとしたルシル。やっぱりチーム海鳴の誰かと逢うのを避けてるみたい。ま、避けられても逢いに行くのがわたし達だけどね。ルシルは観念したように「こうして顔を合わせるのは久しぶりだな」そう言って微笑んだ。
「そう思うなら、もう少し直接逢おうって行動を取ってほしいものだよ」
「すまない。普通に忙しいんだよ、調査部って。管理世界が増えるたび、新しく作られる陸士部隊や地上本部の各部署の査察を行わないといけない。明らかに人手が足りないんだよ」
そんな愚痴をもらしつつ首をコキコキ鳴らしたルシルは、「ま、与えられた役目だ。全うしないとな」そう言って、病室の扉を見た。その病室は個室で、扉脇の名札には、ゼスト・グランガイツ、って記されてる。
「騎
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