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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic1-C移ろいゆく季節〜Sie ist ein Ritter〜
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。するとデヴィットさんが「なんだい? アストン!」こちらの休憩スペースにまで来てくれた。階級章はこれまた三佐だ。

「今日、監査課にルシリオン君は来たかい?」

「ルシリオン君? いいや。今日1日オフィスに居たが、彼は来ていないぞ」

「どういうこと・・・?」

査察課・監察課・監査課、内務調査部のどれのオフィスにもルシルは行ってない。でもはやては、ルシルは仕事で報告書を書くって言ってたよね。

(あれ? ひょっとしてわたしって騙されたわけ? いや、さすがにはやてがそんな嘘を吐くなんて思えない・・・)

いくら恋のライバルでも、ルシルの事については嘘は吐かないってお互いに信頼してる。じゃあルシルはどこのオフィスで仕事をしてるんだろう。ルシルが所属してるのって特捜課と内務調査部だけのはず。

「まさか・・・わたし達の知らないうちにまた別の仕事とかやってたりする・・・?」

今のルシルってホントに謎が多過ぎて、何かを隠してたりしてても気付けないのが今のチーム海鳴の現状だ。推測の1つとして、ルシルならどこに配属されるかを顎に手を添えて考える。そんなわたしに「イリス。今晩、食事でもどうだい? 出来れば2人きりで・・・」ロッサが何か言ってるけど、今は頭の片隅に置いておく。

「じゃ、じゃあカリムと一緒でいいかい? さすがにシャッハとはちょっとだけどね・・・?」

「あー、今日は久々に実家に帰るから、ごめんね〜」

「そ、そうかい・・・。また誘わせてもらうよ・・・とほほ」

ガックリ肩を落とすロッサ。ご飯くらい断ったくらいでそこまでヘコむことないのに。そんなロッサに「未成年へのチョメチョメはいかんぞ? ヴェロッサ君」ブラウン監査官と、「せめて成人になってからだぞ」デヴィット監察官が、なんか耳打ちしながらロッサの肩を叩いた。

「??・・・まぁいいや。ルシルが居ないならしょうがない・・・。じゃあロッサ。またね。ブラウン監査官、デヴィット監察官、ありがとうございました」

ロッサの誘いを断り、2人の監査官と監察官に敬礼したわたしは、トボトボとエレベーターへ向かう。そしてエレベーターが来るのを待っていると、「お嬢ちゃん!」ブラウン監査官がわたしを呼んだ。振り向いたら・・・

「ルシリオン君の目撃情報だ! 医務局に行ってみると良い! 3分前だから、急げば会えると思うぞ!」

嬉しい情報を教えてくれた。わたしは「ありがとうございます!」頭を勢いよく下げてお礼。そして開いたエレベーターに乗り込んで、医務局のある階のボタンを押す。それにしても医務局なんて。どっか怪我でもしたのかな。はやてやリインからはそんな話、出てなかったけど・・・。とにかく、医務局へ行けばいいんだ。

「んで、来てみたは良いけど・・・」

さぁ
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