66話 家系
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効かなかったんだよね……頑張って義叔父上と義叔母上が「抑えて」くださってるからまだ行く気するだけで。
ちなみに、モノトリアを名乗ることを許さなくなっただけで、義叔父上と義叔母上は「名前の継承権」をなくしただけでそれなりに交流があるよ。義母上の実の妹が義叔母上だし。まぁもっぱら手紙ばっかりみたいだけど。名前の継承ってすごいよ。私、魔法が使えないのに魔法みたいなことが出来るんだから……。私自身に魔力はなくても流れてる血は本物の「モノトリア」だからね。……ご先祖様は自分の血にどんな魔法をかけたんだろう……。何十代か何百代かしらないけどよくもまあ、「強制力」……効力が続いてるもんだよ。
「ともあれ、ちょっとお城に行く前に行きたいんだよね……ヴェーヴィットに」
「……まあ、着いて行くけど」
「おい、そっちこそ話を通さなくて大丈夫なのか?」
「うん、平気」
平気じゃないのは向こうの気分と私の気分だけだからいいとする。言わないけど。
……もし、「あいつ」に魔法で殺されそうになったら容赦なく「強制力」を行使するけど、まあ……構わないよね。権力の次に使いたくない方法だけど。
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