65話 日誌
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
を砕くな。これだからトロデーン組は。
朝飯はサンドイッチ、昼飯もサンドイッチ、晩飯もサンドイッチだ。俺が当番で悪かったな。トウカがやたら旨い旨いと言っていた。何故かヤンガスに睨まれた。
魔法の聖水十個消費。聖水一個消費。薬草が多分五つぐらいなくなった。それから……(几帳面な字で消費したアイテムを書き連ねている)
野宿では俺とヤンガスが寝ずの番で、エルトが新しく覚えたトへロスを唱えまくってから寝た。お疲れさん。
旅日誌△日目 記入者ゼシカ 天気曇り、気温低め
サザンビークに向けて出発して三日目。(丸みをおびた字だ)
休憩七回、全体的にはペースは遅め。馬車が軽く壊れたから昼は進まなかった。修繕は無事完了して、午後は早めのペースで進んだわ。
途中、ヤンガスの盾が欠けた。それからククールが胃薬を切らしたみたい。
朝ご飯はパン、昼ご飯はスープとパン、晩ご飯は魚とパンとスープ。エルトのご飯は美味しいわ。
魔法の聖水が十二個ククールに飲まれ、朝一番にククールがまんげつ草を二つ食べた。アンタ使いすぎよ。……あと、トウカ。魔物を蹴り砕きながら機嫌が良いけどどうしたのかしら……。(愚痴めいたことが少し書かれている)
野宿ではエルトとトウカが寝ずの番。途中で昼間頑張ったトウカが居眠りしそうだけど起こさないように頼んでおいたわ。
追記よ。寝ないどころか一晩中静かに鍛錬していたらしい。貴方の体力は何よ。
旅日誌▽日目 記入者トウカ 天気晴れ 気温高し
サザンビークに向けて出発し、四日目である。(漢字を書く癖が抜けていない変わった筆跡だ)
休憩十回、ペースは早め。
魔物の数が多いのでまっぷたつ戦法をとる。なお、本日は私が単騎突撃する余裕もない。エルト、私が足を負傷し、即アモールの水で完治す。まだサザン湖が見えないので焦っていた結果である。さらに精進する。
朝ご飯に干し肉、昼ご飯に干し肉とパン、晩ご飯は肉と魚とパン。ヤンガスはワイルドだ。旨い。
魔法の聖水が無くなったらしいので手袋から出して渡した。まだまだあるぞ。
足を怪我した事に懲りたので魔物を蹴り潰すのはしばらくやめておく。(ククールによる「そうしてくれ」という文字が隣に書かれている)
(丁寧に描かれた道端の風景のスケッチが数枚挟まっている)
休憩中に描いたもの。世界は今日も美しく、そして魔物は沸いてくる。今は魔物を如何にして立方体に切り刻むかを模索している。(斬り方についての考察が長い。イラスト付きで細かい)
寝ずの番はククールとゼシカ。トへロス要員のエルトは唱えて早々に寝た模様。それから……(字が途切れている。無理やり日誌を取り上げられて寝かされたようだ)
旅日誌□日目 記入者ヤンガ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ