暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
クウガ 〜接触〜
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き残りか!?」

だからこの問いに行き着いた。
そもそも自分をクウガと最初言ったのは未確認、グロンギたちだったからだ。

だが男は即座に否定した。


「未確認?あぁ、グロンギのことか。違う違う。オレはただお前を殺し世界を喰らうだけだ」

その言葉に五代は再び驚愕する。

未確認=グロンギであることを知っている?


確かに、未確認に関して調べていた桜子は古代文字から奴らを「グロンギ」と命名した。

だが世間一般、マスコミでは「未確認」としか呼称されていないし、警察内でも「未確認〇号」という名称だった。


それを一発で未確認=グロンギだと呼んだこいつはいったい何者なんだ?

さらには世界がどうのこうのと言っている。

何を言っているんだ?
五代は次第に混乱してきた。


しかしそれ以上に命の危険が迫っている。

戦おうにも自分の腹部にあるアークルはまだ0号、最強のグロンギ、ダグバとの戦いの破損から回復していない。戦うつもりもなかったから特に気にしてなかったが、このままでは自衛もできない。
ビートチェイサーには警棒がついているが、あの剣に対抗できないだろうし、取りに行くにも距離が離れ過ぎている。


「ま、クウガといっても今はただの人間だな。終わらせようか」


まずい!


そう五代が身を強張らせる。

しかし、そのとき不思議な事が起こった。
一切の前触れもなく、突如として五代の腰に、アークルが完全回復した状態で現れたのだ。






「なに?」

「くっ。(バッ)変身!」



とにかく戦うにしても逃げるにしても、変身するしかない!
そう思った五代は迷わず変身した。




そして彼は光に包まれ、立ち上がる。
なぜアークルが再び復活したかはわからないが、また戦わなければならないのか。

彼はマスクの下で一瞬悲しげな顔をして、まっすぐ相手を見据える。
悲しげな顔はマスクには表れず、凛々しい姿の古代リントの戦士がただ構える。



彼の名は、仮面ライダークウガ。

皆の笑顔のために、悲しむ顔をつくらぬために、戦ってきた戦士。






「っち!厄介な!」

ブワッ!!!


奴が接近の速度を速め、一気に近づいてきた。

奴の振るう剣がクウガの腹部を貫こうと突っ込んで来る!
それをギリギリのところで避けるクウガだが、掠めたらしく、うっすらとその装甲に傷がついている。


奴はさらに攻撃を続けてくる。


「くっ、おわっ、はぁっ!」


クウガは避け続けていくが、奴の猛攻に、ただえさえかわせるかどうかの攻撃が、さらにかわすのが困難になっていく。


しかし相手も決
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