暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜狩人と黒の剣士〜
闇の深淵VS黒の聖剣使い
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になって言う。

「エース、クイーン、あなた方は更に上を目指せる筈です。だからこそ、我が主はあの技ーーーーー羅刹業魔槍を使ったのです。一撃、たった一撃とはいえ、あなた方はそれを防いだ。それはまだ上を目指せると言う証拠です。日々、精進を怠らず努力を積み重ねなさい。そうすれば、あなた方の守りたいものも守れる筈です」

そして、エッジはクイーンの方を向くと、くしゃくしゃと撫でる。

「貴女は良い『人』ですね。それからも、そしてこれからも貴女の見込んだ主を、その身で守りなさい。そうすれば、もっと強くなれますよ」

「……本当?」

「ええ。本来なら、教えたいところですがーーーーー生憎別次元です。もしまた剣を交えたいないし、教えを乞いたいなら私の元へ訪ねると良い。そのときは手を貸すと約束しましょう」

「エッジ、安受け合いし過ぎだ馬鹿め」

アビスが言うと、エッジは微笑む。

「若い子は努力をすれば必ず強くなりますよ。マイマスター、少しの師範くらいは赦してくださるのでしょう?」

「……勝手にしろ」

アビスは言うと、シーカーに言う。

「おい、勝負はどうなった」

『えっ!あ、勝者アビス!』

遅れて観客も騒ぎだし、耳を塞ぎながらアビスは消えていった。
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