暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜狩人と黒の剣士〜
闇の深淵VS黒の聖剣使い
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


「すみません、主」

エッジは恭しく礼をすると、右腕を剣のそれとした。

それに倣い、エース、クイーン両名も武器を構えるが……

『どう言うことだ!?アビス選手武器を持たないつもりか!?』

アビスは武器を持っていなかった。いや、正確には『持つのが届いていない』。

「まぁ、何だ。暫く素手でやらしてもらう」

そう言うと、仕方無くシーカーがボタンを押す。

3

2

1

ファイト!!

「「ハアッ!!」」

まず出たのはエース&クイーン。さすがと言うべきか、そのスピードは並みでは無い。速さ依りに鍛えているだけはある。
しかし、だ。

「よっと」

「ハッ!」

エースの攻撃を紙一重でアビスが避け、クイーンの鎌をエッジが受ける。

「ハッ、やるねぇ。なら、人並みにやらにゃ礼儀が廃るってもんだ!」

「イエス、マスター」

エッジが頷くと同時、攻撃に転じる。
アビスはその剣を掴むと、そのまま引いてローキックを放ち、エッジはクイーンに頭突きを食らわせた。

「うおっ!」

「痛い!」

エースは辛うじて避けたが、武器を剣で固定されたクイーンは回避が遅れ、少しよろける。

「いつつ……流石異世界のAI。並みの堅さじゃない」

エッジが頭を押さえて、ニ、三歩交代する。
と同時に其々の主がその手に武器を持って突進した。

「オラァ!!」

「シッ!」

互いの獲物ーーーーー片手剣と刀がぶつかり合い、鍔迫り合いに発展する。

「流石だぜ、ここまで俺のステータスに追い付いてこれるとはな!」

「甘く見るな!俺はこれでも……騎士団長だからなっ!!」

エースが刀を弾くと、そのまま突きで喉を狙う。しかし、アビスはそれを見切り、直ぐ様刀を捨てて腰の短剣を左で抜いて構える。

「天城流短剣術、?火走り?!」

その短剣は瞬く間にはね上がり、剣を払うと、エースの内側に突撃する。
カウンター型の技、?火走り?。そして、その先にももうひとつ存在する。

「?火走り・紅葉?!!」

通り過ぎ様に何回も攻撃を繰り返し、HPを減らしていく。
短剣の基本戦術?ヒットアンドアウェイ?を忠実に再現した物だ。

「クイーン!」

「まっかせてー!!」

その声にクイーンが答えると、クイーンが攻撃中のアビスに攻撃を仕掛ける。

「くっ……?天剣・旋翔?!!」

遅いと分かったアビスが体術に切り替えてクイーンに攻撃するが、その敏捷で避け、エースの元へ走ると、武器に変わる。

『こっから本気だよ!』

「さぁ、行くぜ!!」

片手剣に見えないそれを振るい、エースはアビスを攻撃する。

「『?スラッシュ?!』」


[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ