第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
CLANNAD 〜日常と幻想、そして開戦〜
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を引き抜き、手刀で受けるように弾き飛ばした。
刃がぶつかり、こすれ合った音がして火花が散る。
「は?・・・・・な、渚ぁ!!」
「は、ふぇ?と、朋也く・・・」
「動くな!!!」
ギイイン!ギャンチンキンギャリリリリ、ギャァン!
凄まじい攻防。
刃の交錯だけ、火花が生まれて闇夜を照らす。
へたり込んでしまった渚が何とかして岡崎の方へと向かおうとするが、その頭を押さえつけて地面に伏せさせる。
そして最後の一太刀で、日本刀型である風林火山の「林」を抜き放ち、奴との距離をとった。
「奴」への警戒を続けながらも、渚を抱えて岡崎のほうに連れていく。
「渚!大丈夫か、渚!おい蒔風どういうことだ!なんでお前がここにいる!あいつはなんで渚を!・・くそっ、警察を、その前におっさんを・・・・」
「それはできない」
「なんでだよ!すぐそこだぞ!」
「この公園を包むように結界が張られている。出れない」
「結界?何言ってるんだしっかり説明を・・・・・」
ブォン
その瞬間、蒔風が渚と岡崎を包むように簡単な結界を張った。
これで流れ弾に当たる事はなくなる。
「お、おい!」
「青龍、説明してやってくれ」
「・・・御意に」
結界の中に青龍を潜り込ませ、岡崎と渚を任した蒔風は、「奴」ほうに向かっていった。
「待てよ!おまえ、一体なんなんだよ!」
岡崎は蒔風に問いかける、せめてそれぐらいは答えろ、と
渚はまだ何が起きたのかよく理解できていない。
無理もないだろう。いきなり視界の外の頭上から襲いかかられたのだ。何が何だかわからない。
しかし自分がとんでもない脅威にさらされた事は判るらしく、いまだに体が震えている。
そんな二人に、蒔風は立ち止まって言った。
安心しろよ、大丈夫だと言わんばかりに、自信満々にこう言うのだ。
何者だという、その問いに答えるのだ。
「気にすんなよ。ただの・・・・」
--ただの世界最強だ--
銀白の翼人、始動
to be continued
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