第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
the days 崩壊〜序章〜
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容に意味はないけどさ。
(こいつはやべえよ!なんなんだよ!ターミネーターだってそんな無茶はしねぇよ!いやするだろうけどさ!!こんなもん見せつけられて落ち着けるか!びっくりだよ!!)
「走れぇ!逃げ」
「まぁ待て」
奴の声が聞こえたと思ったら、オレたち全員が地に伏していた。
抵抗などする時間もなかった。
気付いたら地面に張り付いていた。
どこを殴られたかも、あまりにも鮮やか過ぎて感じられない。
皆命に別状はないようだが、今すぐ逃げられるようでもない。
これは・・・まずい
あいつは今もまた目の前から10メートルくらい先に立っている。
余裕のつもりか、くそったれ。
「まだ慣れてないんでな、この世界に引っ張られちまってるが・・・・今の俺はこの世界、"No Name"の力に合わせて、フルパワーなんぞ皆無なんだぞ?」
この世界?のーねーむ?フルパワーじゃない?
そんなことを考えているオレの視界に、ぶっ倒れている仲間が入ってきた。
みんなオレと同じ感じだ。すぐには動き出せない。
みんな、やられてる。
奴の声が聞こえる・・・
「死ね、名前は・・・蒔風・・・・か。おもしろい。蒔風舜、オレの力の増幅のために、世界を崩壊させるために、死んでくれ」
・・・・・・・あぁん?
んだよそれ
「んだそれ!?」
「?」
「てめえは自分の目的のために」
ググッ
「おれ達を、俺の友だちを、ぶっ潰すってのか!?」
ギチッ
「ああ、だがオレの中で生きるぞ?そして新しい世界で生まれ変わるんだ」
-ふざけるな-
「ふぬ?」
いきなりやられて何が何だかわからねえ。
てめえがなんのつもりでここに来たかは知らねえし、何の目的でこんなことをしたのかも知らねえ。
が、しかし
おまえは仲間を傷つけて、関係ない奴を巻き込んで、しかも他者の命と意志などお構いなしに殺すってこと。
それはわかる。
結構ノンキな性格してるが、ここまでされてそうはいかねぇよ。
「いくらなんでも切り替わるぜ。テメーは俺の敵ってことで決定だからなァ・・・!!?」
「おぉー、よく立つなぁ。お兄さん感心だ」
あぁ畜生・・・こいつ、あんなにも気楽にいいやがる・・・・
「ま、蒔風…」
ふと、足元に倒れてる内の一人が俺に声を掛けてきた。
「逃げ、ろ。あれは・・・普通じゃない・・・」
・・・逃げろって?
ああ、おまえらが見知らぬどーでもいい一般人ならそうしてたな。
だけどな、幸か不幸か、おまえらは俺の親友なんだ。
それを見捨てて逃げちゃあよ、俺はその時点で俺じゃない。
俺が蒔風舜であ
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