New Gate
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数分くらい休んでからまた入ってきてください、いいですね？」
「...すまん、そうする」
宙に手をかざし指を軽く振る。そうすると宙には半透明の項目がいくつか浮かび、その末端にあるログアウトボタンを力なく押す。
消えゆく賑やかな町並みと金髪の少女。少女は少し拗ねたように唇を尖らせ、楽しみだったのに、とつぶやいていた。
すると目の前の光景はたちまちブラックアウトして真っ暗になる。
次に目を開けると見慣れた天井が頭上にあった。身体を起こして頭につけたバイザー付きのヘルメットを外すと、背中に汗がべったりとついていることに気がついたのだった。
「...最初の敵が仮想酔いとかこのゲーム難易度高すぎだろ」
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