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遊戯王Phantasm M@ster〜アイドルと星の姫巫女伝説〜
プロローグ 薫風のアイドルデュエリスト
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だらけの風に導かれし心、砕け得ぬ魂をここに示し、光り輝け!」
☆5+☆1=☆6
「シンクロ召喚!目覚めよ、鋼の意思!《ダイガスタ・スフィアード》!」
回転が止まり、光がおさまった時、リーズは新たな姿となって戦場に降臨する。
白と金色の鎧に身を包み、ツインテールはほどけ、緑色だった瞳は真っ赤に染まっている。
そしてその輝きは、今ここに存在する、何よりも美しかった。
ダイガスタ・スフィアード【ATK2000 ☆6】
「そいつが切り札か………だがここまでだ。罠発動、《奈落の落とし穴》。相手が攻撃力1500以上のモンスターの召喚・特殊召喚に成功した時、それを破壊しゲームから除外する」
「させない!手札から速攻魔法《収縮》を発動!スフィアードの元々の攻撃力を半分にする!」
『おっとっと………サンキュー、春香!』
審査員もここまできて負ける訳にはいかないと言わんばかりに最後の1枚のカードを発動させるが、春香も同じく手札に残った最後の1枚で対抗。攻撃力1500以上という奈落の落とし穴の破壊効果のラインを下回った事で、スフィアードは足元に空いた穴から這い出す怨念をすり抜けた。
ダイガスタ・スフィアード【ATK2000→1000】
「これが私の………いや、私達の最後の攻撃!ダイガスタ・スフィアードで、モンタージュ・ドラゴンを攻撃!」
「モンタージュ・ドラゴンで迎撃する!パワー・コラージュ!」
収縮によって攻撃力が1000に下がったスフィアードと、攻撃力3000のモンタージュ・ドラゴン。これでは普通ならば自滅以外の何でもない。
案の定、モンタージュ・ドラゴンの吐き出す3色の光線の前に、スフィアードは簡単に飲み込まれる………
「………む!?」
目の前の光景を、審査員は信じられないという表情で見ていた。
決着をつけるために吐き出し続けるモンタージュ・ドラゴンの光線を、スフィアードは耐え続けていたのだ。
元々の攻撃力は2000とモンタージュ・ドラゴンには及ばず、収縮でさらに攻撃力が下がっていたにもかかわらず、スフィアードは倒れる気配が無い。
「これが私のパートナーの力。ダイガスタ・スフィアードは戦闘では破壊されず、ガスタと名のついたモンスターのバトルで私が受けるダメージは代わりに相手が受ける!」
「何だと!?」
その力に驚愕する審査員。ふと気が付くと、3色の光線を必死に受け止めていたスフィアードは目を閉じ、静かに風を起こし始めていた。
風はやがて勢いを強め、光線が少しずつ押し戻され始める。
「何度傷ついても、何度破壊されても、私とガスタ達は絶対に倒れない!お願い、スフィアード!」
『ええ、勿論よ!』
春香の声に呼応し、目を開くスフィアード。
「
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