暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王Phantasm M@ster〜アイドルと星の姫巫女伝説〜
プロローグ 薫風のアイドルデュエリスト
[11/12]
[1]
次
[9]
前
最後
最初
リフレクション・ストーム!」
そして、スフィアードが手足を大きく広げると同時に風は嵐へと変わり、光線を完全に弾き返した。
モンタージュ・ドラゴンこそ無傷であったが、会場を包む嵐と跳ね返された光線が審査員を襲い、この一戦に決着をつけた。
ダイガスタ・スフィアード ATK1000
モンタージュ・ドラゴン ATK3000
戦闘ダメージ 2000(スフィアードの効果適用)
審査員 LP1650→0
Winner 天海春香
「勝利ですよ、勝利!」
笑顔で叫ぶと同時に再び0と1が空間に走り、デュエルの終わりを告げる。
「………いい戦いだったな」
「はい!ありがとうございました!」
サングラスと帽子の下から審査員は微笑み、お互いの健闘を讃え合う固い握手を交わした。
その後も続いたデュエルオーディションは、春香と別事務所のもう一人のアイドルの合格で幕を閉じたのであった………
………………………………
「ただいま〜」
「お帰り、春香」
その後、合格を勝ち取り上機嫌で事務所に戻った春香を、同じく765プロ所属の友人である如月千早を初めとした仲間達が温かく出迎える。
「おめでとう、春香ちゃん!」
「うむ、見事な逆転劇だったらしいな」
社長である高木順二郎と事務員の音無小鳥、そして仲間達に賞賛を受ける春香。
因みにこのオーディションの合格により、数日後の番組の出演が決まっている。
「………あれ?」
その時、春香は部屋の隅に見慣れぬ女性が立っているのに気づく。
桜色の髪に凛とした顔つきの彼女は、見た目は冷たい印象を感じさせる。しかし、春香はその目の奥にあるどこか心優しさを感じていた。
「ああ、天海君はまだ知らなかったな。彼女は前の彼がハリウッドに居る間の臨時のプロデューサーを申し出てきたのだ」
「臨時のプロデューサー………ですか?」
「うむ。恐らく天海君は既に会った事があるだろう」
ここに元々居たプロデューサーは数か月前に行われたとあるイベントのの後にハリウッドへ研修に行っており、春香も含めたアイドル達は自分達で活動を続けていた。
そんな中に新しいプロデューサーが来たと聞いて春香は驚く。
「でも、私が会った事がある人?知り合いにこんな女の人って居たかな?」
その発言を聞き、女性はどこからか帽子とサングラスを取り出し、身に着けてみせた。
「………これでも覚えが無いか?」
「へ!?もしかしてあの時の審査員さん!?」
そう、オーディションにて春香のデュエルの相手となったあの審査員の女性だった。
改めて姿を見てみると、左肩に身に着けた赤いマントや左の太腿にベルトで結ばれたポーチらしきものなど、
[1]
次
[9]
前
最後
最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ