暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王Phantasm M@ster〜アイドルと星の姫巫女伝説〜
プロローグ 薫風のアイドルデュエリスト
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私だ。ドロー!」
D・パッドによって自動的に先攻と後攻が決められ、デュエルが始まる。
先攻となった審査員は勢いよくデッキの一番上のカードを引き抜き、1枚の別のカードに持ち変える。その後、それを茶色の模様が描かれた面を上にして横向きでパネルの上に置くと、審査員の前に同じ模様の巨大なカードが現れた。
「私はモンスターを裏側守備表示でセット、ターンを終了する」
審査員 LP8000
手札5枚 デッキ36枚
○モンスター
●裏守備モンスター1体
「私のターン!ドロー!」
続いて、同じようにカードを引いた春香は一瞬迷った後に1枚を選ぶ。
それをパネルの上に、こちらは審査員と違って、絵柄のある方を上向きにして置いた。
「私は《ガスタ・サンボルト》を攻撃表示で召喚!」
ガスタ・サンボルト【ATK1500 ☆4】
やはり同じようにカードが春香の前に現れる。
すると、絵柄の中から黄色の角と紫の目を持つ緑色の狼のような獣が姿を現し、雄叫びを上げる。
いまここに映っているものはいわゆる仮想現実。
D・パッドとD・ゲイザーを通じてカードのデータを立体映像として映し出し、決闘に臨場感を出すという技術である。
「バトル!サンボルトで裏守備モンスターに攻撃!」
春香の指示を受けたサンボルトの瞳に十字のような光が浮かぶと、角に溜まった電撃がまっすぐに撃ち出される。
しかし、ほぼ同時に審査員の前のカードが表を向き、2つの目玉がついた鉄球がそれを弾いた。
電撃は四方へ飛び散り、一部が春香の腕を掠める。
ガスタ・サンボルト ATK1500
ゴロゴル DEF1600
戦闘ダメージ 100
春香 LP8000→7900
「う〜ん………結構高かった………」
「ダメージステップ終了時、《ゴロゴル》と戦闘を行ったモンスターは裏側守備表示となる」
説明の後、審査員のモンスター――ゴロゴルは勢いよく転がり、サンボルトを押しつぶす。
ゴロゴルがその場を離れるとそこにはサンボルトの姿はなく、代わりに裏側になったカードがそこにあった。
「カードを1枚伏せて、ターンエンドです」
春香 LP7900
手札4枚 デッキ36枚
○モンスター
●裏守備モンスター1体
○魔法・罠
●セット×1
「私のターン、ドロー!手札より《サムライソード・バロン》を召喚!」
サムライソード・バロン【ATK1600 ☆4】
審査員が呼び出したモンスターは、二振りの刀を背負った緑の服の戦士。
現れて早々に刀を抜き放ち、セット状態のサンボルトのカードに衝撃波をぶつけて無理矢理表に戻す。
「このカードは1ターンに1度、相手の守備表示モンスターを表側攻撃表示
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